いろいろ問題点を浮き彫りにもしたロンドンオリンピックが終わり、それは別途書くとして、金メダルをとった選手が金メダルをかじることに触れたい。以前から、「何だこれは。何かいい気持ちで見られないし、品がない。」と苦々しく思っていた。


いつから始まった光景なのか定かではないが、自分の記憶の中では、高橋尚子が金を取った時に初めて見たような気がしていた。いや、Qちゃんがどうのではなく、恐らく自分の取材の為ならお構いなしの低俗なカメラマンや記者に催促されてやったに違いないと思っていた。


そうしたら昨日の笑っていいともでタモリさんがこの疑問を取り上げていた。調べた結果、88年のソウル五輪の際、オーストラリアの選手が金メダルをかじったのが最初なのだそうだ。


時代劇では金貨をかじる場面をよく見かけるが、金貨などの真偽を確かめる為なのでしょう。しかし、素人が金貨をかじって判るのでしょうか。勿論、金メダルをかじるのは単に絵作りのパフォーマンスに過ぎないが、少なくとも誇り高き日本人選手はやめて頂きたいと思うのであります。


低俗なマスコミが原因と決め打ちしてしまったが、ついでに五輪報道も過剰でしたね。メダル獲得者、特に注目されていた選手は、全ての局、全てのニュースショー(スポーツ番組に限らず)に引っ張りまわされ可哀そう。せめて一局一回くらいにしてあげて下さいよ。そこで毎回例外なく聞かれるのは「今の率直なお気持ちを聞かせて下さい。」見てる方がうんざりなのだから、当の選手はもっとうんざりでしょう。


本題からそれてしまったが、視聴者無視でひたすら低俗路線を突っ走るテレビ局、なんとかならないですか。