3月末で閉館した赤プリ(赤坂プリンスホテル)の空室を、6月末まで震災避難民に無料提供するということを昨日か一昨日のニュースで聞いた時、「えっ」と思いませんでしたか?


赤プリといえば、一泊2万円もしようという超高級ホテルです。それを無料かつ食事付きらしい。(いくらかは払うとも聞くが。)


今、東北の被災地は勿論、日本中が未曾有の混乱状況下、全日本人いや世界の国々までができることは何でもやろうと動いている。その一つとして被災者に宿泊場所を提供、協力することはありがたい、嬉しいことです。


ですからこの好意に文句をつけるつもりは毛頭ないのですが、只、宿舎があまりに高級すぎてびっくりしたのです。そこを利用できる人は数百人のごく限られた

人数だったと思います。


被災者の中には、家を失ない、掘っ立て小屋、プレハブ、学校の校舎・体育館などで不自由な生活を強いられている方が大勢いらっしゃいます。こういう方々と赤プリ宿泊者とは天国と地獄くらいの差があります。


私が知りたいのは、赤プリに宿泊できる人をどのように決めたのかということです。
この不公平感が理解できないのです。私の情報不足だったらごめんなさい。正しい状況をご存じの方がいらしたら、是非、教えて下さい。


ついでに言わせて頂けば、こういう超高級ホテルが利用させてもらえるなら、ごく一部の被災者が享受できるという不公平なやり方でなく、もっと他の使い方はないものだろうかと思うのです。例えば、不眠不休で救援活動に従事している方々の一時休息場にするとか。現場で苦労されている皆様ならいろいろご意見があると思いますが、如何でしょうか。