東野圭吾
加賀シリーズの
加賀恭一郎の大学生時代。
加賀シリーズでは
『新参者』が最初だったせいか
もっと年上の加賀像を
想像してしまっては
「あ、大学生だった」の繰り返し。
それから、私は
加賀恭一郎と
『宿命』の和倉勇作とが
だぶってしまう。
父親の存在感が何か似ている。
東野圭吾作品としては
かなり初期に位置するらしい。
緻密で、理屈屋が書いた作品。
そんな感じ。
「雪月花之式」の細かな説明の箇所は
初めにチャレンジしただけで、
あとは斜め読みして、
とばしてしまった。
多分
この『卒業』を、
初!東野作品として読んでいたら
今みたいにハマらなかっただろうと思う。
会話文の言い回しもどこか不自然だし。
つまらなかったわけじゃない。
ちゃんと面白かった。
ただ、私は大人になってからの
「加賀恭一郎」の方がファンだな