スメタナ弦楽四重奏団の、ベートヴェンの弦楽四重奏曲は、30年間以上、ずっと聴き続けている。人生に欠かせない音楽と言っていい。
最近、また心の調子が悪くなってきたので、ますます、いい感じに聞こえてくる。
音楽とは関係のない話。
最近は、家にほっておいて読まずにおいた小説を、なんだか読み始めた。昨日は、ジャン・ジュネ全集を少し読んで、今日は、水上勉全集も読み始めた。どれもおもしろかった。
大江健三郎の、かの評判の高い「万延元年のフットボール」も、なんども読もうとしては、挫折していたが、先日、ちょっと読んでみたら、おもしろかった。
歳を取ったら、少しは小説を味わう力がついたようだ。
ここ一ヶ月ぐらいで、一番感動したのは、福永武彦の日記だ。これも、ずいぶん前に買って本棚に置いたまま、ちゃんと読んでいなかった。
ふとめくったページに、福永武彦が、今日読んだ本の中に、「嘉村磯多」と書いてあった。嘉村磯多は、私小説の極北?と評価される、有名な私小説作家だが、昨今の、YouTube全盛の時代に、果たして、嘉村磯多を知っている人は、どれだけいるんだろうかと、ふと疑問に思った。