明日、水戸芸術館でやるアルゲリッチの公演に行くのだけれども、その演目が、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の1番で、その流れで、昔良く聴いていた、グルダの弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタの告別とかを聴いていたら、急にハンマークラヴィーアが聴きたくなって、ハンマークラヴィーアなら、やっぱりポリーニだろうということで、帰りの特急の中では、ソニーのサイレントヘッドフォンで、ずっとポリーニのハンマークラヴィーアを聴いていた。
いいな。ものすごく良かった。
正直、明日行く、アルゲリッチよりも、はるかにポリーニの演奏するピアノ曲群が好きなのだ。
最近は、音の神経症がひどくて(詳しく、説明すると、ますます症状が悪化しそうなので、とりあえず書かないことにするが)、そのせいもあってか、音に神経質になりすぎるクラシックはあえて、あまり聴かないようにしていた。
だが、やっぱりベートーヴェンはいいし、ポリーニもいい。
音楽とは関係のない話。
今日の昼間は、サンシャイン60の近くのすきやで、ランチセットを食べた。すると、感じの悪いワイシャツをした3人組の中年(自分と同じぐらいか、ちょっと若い)の、グループがいて、通路みたいのところに、立ち止まって、何やら話していた。
通れないので、その手前で待っていると、その中の一人が、なんだか後ろも見ないで、動き出したので、通路が空くのを待っていた自分の体に当たりそうになって、嫌な感じで危ねぇとか、そんなことを言った。まあ、こちらに向けて言ったのではなくて、お仲間のおじさんたちに言ったのだが、なんだか感じが悪かった。普通だったら、あっ、すみません、とこちらに言ってもいいんじゃないかと、ちょっと思った。
だが、まあ、そういうことが言いたいのではなくて、自分が言いたいことは、いったいこの態度の悪い、ちょっと威張ったようなオシの強そうな、ワイシャツを着たサラリーマンたちは、いったい、どんな仕事をしているのだろうか、と思ったということだ。
正直、あまり頭が良いようには見えなかったし、感じがいいわけでもなかった。まあ、横柄な態度からして、そんなに低い給料ではなく、そこそこ高給をもらっている可能性もあったが、一流企業(何をもって一流というかは、書いている自分もわかってはいないが……)かというと、そんな感じでもなかった。
ところで、話は変わるのだが、この前、上野駅から特急に乗ったら、たまたま、サラリーマンの二人組と一緒になった。一緒になったというのは、特急は、横に4人の席だが、自分は窓側に座ったのだが、通路を挟んで二人のサラリーマンが横に並んで、特急に乗っている間中、わりと大きな声で、通路を挟んでずっと話し続けていたのだ。まあ、通路を挟んだぶん、声も大きくなったんだろう。
二人とも、浅黒い顔をして、背も高めでスマートな体形で、中年にしては、一見、なかなかハンサムな顔だちだった。身なりも良かったし、話し方も柔らかで、物腰の感じも、今日の牛丼屋で会ったサラリーマンたちよりも、はるかにいい感じがした。
ただ自分は、その日は疲れていて、正直、眠かったので、横で、ずっと1時間近くも話し続けているのには、正直、閉口した。ちょっと話すのをやめてもらえないですかと、何度も言おうかと思ったが、もちろん、そんなことは言わなかった。
ところで、そのわりと感じのいいサラリーマンの人たちは、横から聞こえてくる話からすると、営業の人らしかった。何度も言うようで悪いのだが、今日、牛丼屋で見かけたサラリーマンたちよりも、はるかに感じのいい物腰と話し方だった。
で、この人たちは、いったいどんな会社で、どんな仕事をしている人たちなんだろう、と、そんな疑問が自然とわいてきたのだが、その答えは自ずと、会話の内容から知ることができた。
営業の仕事をしていて、営業のなんとかさんの噂話をしていたのだ。もともとは現場で働いていたのだが、営業に回されて、とか、そんな話をしていた。最初は、どこかメーカーの営業かと思ったが、そうではなくて、その人たちの会社の業種は、○○関係……というふうに、まあ、納得することができた。
で、今回のブログで、自分が言いたかったことは、最近、良く考えるのは、この人は、いったいどんな仕事をしている人なんだろう、ということだ。
話が長くなって悪いのだが、もう一つ、10年ぐらい前の自分のエピソードを書いて、今回の話は終わりにしたいと思う。(もしかしたら、以前、ブログに書いたことがあるかもしれない)
10年ぐらい前に、ちょっとした用があって、平日の昼間にビックカメラの本店に買い物に行った。すると、知らない人、年配のおばさんか、おじいさんから、すみませんが、と商品の陳列の場所だか、内容だかについて説明を求められた。どうやら、僕をビック・カメラの店員と間違えたらしかった。僕は、ビック・カメラの店員はないんですよ、低調に説明した。
ところで、なんだか、失礼な人だな、というおもしろくない気持ちを抱えたまま、こんどは別のフロアで、違う商品を見ていたら、また別の人に、「すみません、この……」と声をかけられた。また、ビック・カメラの店員だと勘違いしたらしい。
そうか、と僕は思った。最初に僕を店員だと間違えた人が悪いのではなくて、あまりにも僕がビック・カメラの店員風な雰囲気を持っているから、悪いのだ。たぶん、僕は普通にビック・カメラにいると、ビック・カメラの店員にしか、見えないのだった。(もちろん店員の服を着ていないのにも関わらずだ。)
実際、当時の自分は、ビック・カメラの店員よりも、カメラ、テレビ、オーディオ機器、パソコン、その他、あらゆる家電商品に対して、並々ならぬ知識を持ち合わせていたかもしれない。
長くなってすみません。なんとなく、思いついたことを書いてみました。