『Honesty』 Billy Joel | ジョリのブログ

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 『Honesty』が入っているアルバム「ニューヨーク52番街」は、僕が生まれて初めて買ったレコードの洋楽のアルバムだ。小学校6年の時にNHKのFMで流れていたのをテープで録音して、それがすごく気に入って、なんども聴いた。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」と同じく、僕が洋楽を聴くようになったきっかけの曲ということになる。

 この曲を聴くと、歌がうまいとか、すごいとか、そんなことよりも、ただその頃のことを懐かしくなる。まだ世の中のことをよく知らなくて、アメリカという知らない国に憧れを持っていて……。この曲を聴くと、そんな昔の、夢を持っていた頃を思い出す。

 歌の中に、Honesty is such a lonely word、Everyone is so untrue、という歌詞があって、若い時は、そんな歌詞は実感として感じることはなかったのだが、太宰治が死んだ歳を何年も前に越えててしまった今の自分にとっては、Everyone is so untrue、というのが実体験として、ひしひしとわかる。

 結局、Honestyが、存在するのは、家族の間ぐらいかなという気がするのだが、友達のほとんどいない自分には、家族の間だけしかないと言える資格があるのか疑問にも思う。
 ただ仕事関係のいわゆる機能的な関係の人たちは、やっぱり、so untrue だった場合が多いというのが、正直な感想だ。

 家族に対しては、Honestyは存在すると思うが、実際に会ってみると、そう簡単ではない。僕の家族は(自分も含めて)気難しく、口うるさい家族ばかりなので、遠く離れている時には大事だなと感じていても、ひさしぶりに会って話したりすると、思い描いていたイメージ通りにはいかない。

 ということで、僕の実生活においても、『Honesty』は、such a lonely wordということになる。