個人的な経験によるインスリン用量調節と経口血糖降下薬の減薬や服用の中止に

ついての考えを述べます。投薬について糖尿病専門医によってお考えや方針の違いが

あると思います。

 

 私の場合、インスリン注射の開始から用量調整と終了まで、総合病院の糖尿病専門の

担当医の指示がありました。インスリン注射については、血糖値やHbA1cの値で用量を

調節する前提です。担当医が病院での診察時や、診察の予約日の前であっても電話で

簡易血糖自己測定器(SMBG)の測定結果の状況を伝えるとインスリン用量調節を指示して

いただけました。 用量は12->11->10->6->2->0単位と変わっていきました。

 

 具体的には、糖尿病教育入院前日の診察で空腹時血糖値 320 mg/dL でHbA1c 10.6 % に

対して、「感染症にかかりやすい危険な状態なので、糖尿病教育入院をして下さい。

今はグリメピリド錠1.0mg+0.5mgで膵臓を鞭でピシピシ叩いて無理やりインスリンを分泌

させている状態です。インスリン注射であなたの疲れ切った膵臓を少し休ませて

あげましょう。」と言われました。

 インスリン注射開始時は朝食前に超速効型インスリンのヒューマログを4単位、

昼食前に持効型インスリンのグラルギンを4単位とヒューマログを2単位、夕食前に

ヒューマログを2単位で、合計12単位でした。グリメピリド錠は0.5mgに減らしました。

 

 糖尿病教育入院7日目の担当医の回診で、「今のところの血糖値の下がり具合は十分で、

あまり急激に下げると体が慣れていないため脳がむくむ恐れがある。血糖値は130 mg/dl台

を目指して行く。感染症にかかりやすい状態からは取り敢えず脱した。」と言われました。

 

 入院8日目の朝の血糖値は141 mg/dl に対して、担当医からの指示で朝食前の

ヒューマログは4単位から3単位に減りました。合計11単位になりました。

 

 10日目の退院の朝に担当医の指示でインスリン注射は、昼食前のグラルギンが4単位から

3単位に減りました。合計10単位になりました。飲み薬としては朝食後にグリメピリド錠

0.5mgとジャヌビア錠 50mgでした。

 

 退院後16日目に血糖値のセンサーが足りなくなりそうだったので担当医に電話で相談し、

退院後の血糖値の測定結果を伝えると、インスリン注射は朝食前にヒューマログを2単位、

昼食前にヒューマログを2単位、夕食前にグラルギンを2単位になりました。

合計6単位になりました。担当医からは「もし連続して夕食前で 130 mg/dlを超える日が

続く様ならば通院の予約日の前でも病院に相談しに行く方が良い。」と言われました。

 

 糖尿病教育入院の退院1ヶ月後の診察で空腹時血糖値 105 mg/dL でHbA1c 7.7 % に対し、

インスリン注射は夕食前にグラルギンを2単位になりました。飲み薬は変わらずです。

 

 糖尿病教育入院から退院して1ヶ月半後に胆嚢摘出手術を受け、退院する時には

インスリン注射は無しになりました。飲み薬はジャヌビア錠 50mgのみになりました。

 

 糖尿病教育入院から退院して2ヶ月後、外科で手術後の検査を受けた時に同じ総合病院の

糖尿病内科も受診し、朝食後2時間の血糖値 122 mg/dl、HbA1c 6.7 %でした。今後は

近くの糖尿病内科クリニックに通うようにと紹介状を書いていただきました。

 

 ここまでが、インスリン注射の開始から用量調整と終了までです。こちらからインスリン

注射の用量について何も言わなくても、総合病院の糖尿病内科の担当医の方から用量の

指示と、なぜそのように変更するのかの説明がありました。

 

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 糖尿病教育入院から退院して4ヶ月後に処方された薬が無くなったので、紹介状を

持って家の近くの糖尿病内科クリニックを受診しました。

 その時の検査結果は、朝食後2時間の血糖値 120 mg/dl、HbA1c 5.6 % でした。担当医

からの提案ではなく、こちらから「減らせる薬はありますか。」とお聞きしたところ、

飲み薬はジャヌビア錠 50mgと同等で薬効成分が半分のグラクティブ 25mgに減薬と

なりました。この時、食事のカロリーは1600 kcal/日から1840 kcal/日に増やしました。

 

 月に一度の割合で糖尿病内科クリニックを受診する際に担当医にこちらから「減らせる

薬はありますか。」とお聞きしたのですが、「様子を見ましょう。」と慎重でした。

 糖尿病教育入院から退院して8ヶ月後に糖尿病内科クリニックの担当医から、

「あなたのご希望ですので、グラクティブ 25mgも無ししましょう。ただ将来、加齢で

膵臓のインスリン分泌能が落ちたら、いずれ糖尿病の飲み薬を再開する可能性がある。」

と言われました。

 

 現時点は糖尿病教育入院から退院して13ヶ月後で、空腹時血糖値 102 mg/dl、HbA1c 

6.2 % です。リブレの14日間のグラフとOGTTの結果を見た担当医からは「食後高血糖が

起きているのは確かなので、もしそれを抑えたいという希望があればそれを抑える薬を

出します。血糖値の平均を見るHbA1cは 6.2 %なので今は糖尿病薬は不要でしょう。

将来、老化で膵臓の機能も衰えてくるのでいずれ糖尿病薬を飲むようになると思っていて

下さい。」という説明でした。

 

 気のせいかもしれませんが、担当医は経口血糖降下薬の減薬や服用の中止について、

あまりお勧めではないようです。

 用量を調節する前提のインスリン注射に比べて、経口血糖降下薬は減薬したり服用を

中止するケースは少ないのかもしれません。それより糖尿病の病態の進行や老化による

膵臓の機能低下によって薬効成分の増加や別の作用機序のお薬を処方するケースの方が

大多数の方なのでしょう。

 

 2型糖尿病患者の一人としては、良好な血糖コントロールの結果を食事と運動療法で

出せているなら、経口血糖降下薬の減薬や服用中止を気持ちよく認めて、出来れば医師の

方から勧めて欲しいと思います。

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