いまだに読まれてる古い記事にこちらがございます。
失敗されたお客様が見てるのか、失敗した美容師さんが見てるのかは知りませんが、時たまアクセスが多かった時に調べると必ずこの記事があがってきます。
改めて読み返すとまとまりのない文章で恥ずかしいのですが、この失敗も反省として消さずにいます。
さてさて、シェアサロンで開業して2周年をヌルッと迎えたのですが、これまでに髪質改善メニューをやってきて、個人的に感じたことをつらつら書いていこうと思います。
先ず当店では髪質改善アイテムはこちらの物を使用しております。
システムトリートメント、酸熱トリートメントだけでは無く、カラー、ブリーチへの応用も可能で、やり方によってはパーマ、デジタルパーマ、縮毛矯正にも応用が可能です。
応用幅の広さが面白く思い、髪質改善トリートメントを中心にカラー、パーマ、縮毛矯正の薬剤も相性を考えて同じパイモア社の物で揃えてます。
(※縮毛矯正剤はひとつ強力な物を別メーカーのを使用)
さてさて、酸熱トリートメントの失敗と題した記事で書き始めたので、酸熱トリートメントについて再確認したい事、個人的な感想から書きます。
1.一度の施術でパサつき、チリ付きが収まるとは限らない。
これは一番失敗と感じ易い所かと思います。
ダメージの程度で結果に差が出るのは当たり前で、一発で綺麗になるならもっと早い段階でみんなやってます。
そんな簡単に上手くいきません。
これは縮毛矯正にも言える話ですが、雑な梳き鋏の入れ方や切れ毛によって細かく浮いてくる物まで消すことは出来ません。
ベースのカット技術はやはり、ここでも大事です。
虫歯治療が一日で終わる事が少ないのと一緒で、ダメージの程度とお客様の日頃のお手入れがものを言います。
こちらの投稿はとある常連様の遍歴です。
バッサリ切ることなく(本人が泣いて怒るくらい嫌がるので･･･)回数を重ねて後半の方はbeforeの時点でも初回のafterより綺麗です。
自分の髪、今の長さを維持しながら綺麗にするにはそれなりに手間暇を必要とします。
面倒ならウィッグを使うという方法もございますが、これはまた違う話かと思います。
2.カラー履歴、アイロンの使用率が高い人はヘビーダメージ設定が良い
他のメーカーのは知りませんが、当店のはヘビーダメージの方向けの設定が可能です。
所謂、ビビリ毛の修正がある程度可能で、通常の酸熱トリートメントの場合と液の混合比率を変えて行うのですが、既に複数回のカラー履歴があったり、普段のスタイリングでアイロン、コテを使う方はビビリ毛修正の設定でやってます。
勿論、最終的な判断は触ってみて考えるのですが、先の思ったほど効果を感じにくいと言った事は格段に減ります。
サロンによっては使用量にサロン独自の設定があったりするかも知れませんが、それで思った結果が得られていないなら、メーカーの推奨している量を使うのが良いです。
薬剤量とデート代ケチってもあまりいい事ないです。
勿論、技量や魅力も無ければそもそもお話になりません。
3.縮毛矯正はクセが強い場合、1剤には何も加えない
当店で使用している髪質改善トリートメントは広く応用が効いて、カラー剤に栄養剤を加えて施術が出来るのですが、縮毛矯正の場合、特にクセが強い場合は1剤では無く、2剤に栄養剤を加えての施術をしております。
単純に矯正の1剤に加えてしまうと減力するからです。
かなり希少な例で一番弱い薬剤でも効きすぎる縮毛矯正のお客様には処理剤として加えるのは有りかと思います。
4.アイロンの温度は180度も要らない
酸熱トリートメントの最大の特徴に、ヘアアイロンを使うがございますが、酸熱トリートメントの失敗の多くはアイロンの温度設定な気がします。
初期の頃は縮毛矯正と同じような感覚で180度~200度の設定で施術した結果、よりチリついてしまったみたいな事例が多かったと聞きます。
改めて言いますが酸熱トリートメントはうねりを抑える程度です。
真っ直ぐにしません。
アイロン使いますが、縮毛矯正では無いです。
実際、当店で使っているアイテムの取り扱い説明を見ても｢高温のアイロンで･･･｣との記載で温度は書いてないです。
使う美容師の判断に委ねると言ったことなんでしょうが、少なくとも当店では180度で施術することはございません。
最近では縮毛矯正もです。
では何度なのか？
これは企業秘密です。マジで。
と、今回はこのぐらいで終わります。
あと、酸熱トリートメントのデメリットでカラーの色落ちをさせてしまうがありますが、当店のはそれを抑制するアイテムがございます。
なんなら、施術後の方が髪色が綺麗です。
【施設名】Share Salon JAM
【住所】東京都 町田市 原町田 6ｰ13ｰ21 アミックスビル 4F Share Salon JAM 内
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