【 前立腺がん 】
これが2014年、1月30日に診断された病名。
きっかけは、ちょっとした弾みの様な出来事。
父が以前、前立腺癌手術を受けた病院で、
(先生)「息子さんも、先々もう少し歳を数えたら、
備えで検査を受けておいた方がいいよ!」の
その一言。
『だったら先生、物は試し!早速、検査してみて下さいよ!』
(先生)「ええ~~もうするの?!(笑)」
そして、その結果に
(先生)「まさか、、、、?!驚いた!?」と。
でも、私はショックは有ったものの、何と自分は運が良いんだろう~~
こんな早期発見が出来るなんてラッキー。
もっている人間なんだなあ~~と、何時ものポジティブシンキング。
勘働きが冴えている自分をほめました。
先生の、「この先何十年と生きたいのなら手術でしょう」の言葉に後押しされ
さっさと手術日を5月28日に決め動き出しました。
勿論、此の日を選んだのは➡28日だから。
(5月28日へ向けて購入したシャツ)
さして疑問も持たず当日へ向けての治療が始まりました。
迷いなく即断即決の自分を、潔いと思ってました。
4か月と言う時間のある中、
人から薦められて、他の角度・見方からの本も、
何気なく読む機会にも恵まれました。
西洋医学、近代医学に、手術に、毛ほどの疑いも無かった私が、
世の中には色々な考え方、方法がある事とも出会えました。
そんな中
ある日、食事中にガリっと舌を噛んでしまいました。
誰でも経験したことのあるあれです。
まあ、少し放っとくと自然に止まるあれです。
が、1時間2時間経っても止まるどころか、量は増え
口の中は、血の固まりがグミの様な、真っ赤なマウスピースの様に。
変だぞ!
日曜で病院休診日です。
色々と連絡を入れてみて、少し離れた町の歯科医で
夜中に処置をして頂けました。
勿論、血液サラサラの薬を服用しているので
当たり前なのかもしれませんが、、、何かおかしい
何かしっくりこない???
ここ暫く浮かんで来た疑問が、一気に頭の中を走り抜けました。
どうも自然でない、此の感覚。
以前、酷い頭痛で口もきくのも辛い、
寝ても起きても頭の角度が変わっても痛い
そんな時、大病院で検査するも原因不明。
ストレスからでしょう!筋肉が柔らかくなる薬を出しますね!
要は痛い部分を検査しても、何も見つからなければ原因不明。
そんな記憶が甦りました。
「原因」が無いはずないよ、、、
これって、早期発見がラッキーではなく、火のない処に煙を立たせた。
見つけなくともいい重箱の隅を突いたのでは?
藪蛇では?
その後、まあ、それはそれは本当に本当に沢山の沢山の葛藤や思いがありました
が、対処療法ではなく、原因を知り、それを改善出来ないか?
その道を選ぶこととしました。
熟慮断行
心配して下さった先生からもご連絡頂き、
「エッツ信じられない!」と絶句も。
親身になって御心配頂いた先生には本当に申し訳ない。
手術予定日の5月28日は、思いを断ち気分転換で
大好きな奈良・大阪への旅へ
当日は甲子園で我が西武vs阪神のナイター観戦。
勿論、その後も不安との葛藤も無いわけではありませんでした。
特に食事は、神経質過ぎる位に「ま・ご・わ・や・さ・し・い」や
「お・さ・か・な・す・き・や・ね」
人参・リンゴ・生姜ジュースetc、、、
、
それまで疎かにしていた運動にも気を遣いました。
悪いと言われている部分を、部品を換えるように取り除くのではなく
そうなった元の原因を改善出来ないか、と。
そうは言ってもなかなかの決意のいる決断でした。
最初の1年は特に不安との戦いでした。
朝、ちょっとだるい。、、、これって、、、
昼、胸に違和感が。、、、これって、、、
夜、腰が少し痛い。、、、これって、、、
さあ、来たか。遂に来たか。
そんな日々を暮らす中、
少しづつそんな思いも和らいで、慣れて来ました。
考えたり神経質に成ったり悩んだりすると、
却ってそれが病気の誘因になるようで。
当初、鬼の様に目の敵にしていた、肉や乳製品も
適度には(笑)食べてますし。
そう、神経質になると人との付き合いが出来ません(笑)
神経質になり過ぎず、楽しく食べ、楽しく過ごすことが肝要と。
毎年、此の日「1月30日」は、特別な感慨のある日
そして今日で、スタートの日から丸八年となりました。