スタイルクリエーションの染川です。
パーソナルカラー診断をする人に向けた内容です。
カラーリストからの質問で多い、
「イエローベースを当てた時に、血色が良くなっているのか、
黄ばんでいるのか分かりません。」
というもの。
これは、実際モデルにドレープを当てながら、
具体的に変化に合わせた解説をしないと、
なかなか文字だけでは伝わり切らないです。
ですが、そう言ってしまってはおしまいなので、
少しは書きます(笑)
まずは、「血色が良い」か「黄ばむ」かだけだが、
イエローベースの与える影響だと考えないで下さい。
他にも色々あります。
膨らみを持たせる
厚みを増す
コクを出す
などなど。
黄の要素が入ることで豊富感が生まれます。
それがプラスに働いているのか、マイナスに働いているのかを分析する必要があります。
ここからもう少し詳細な理論を説明しますので、しっかり文字を読み進めながら、
頭の中では診断をイメージして下さいね。
《イエローベースの効果の一例》
膨らみを持たせる
輪郭線をあやふやにさせやすい働きがあります。
ぼんやり見せたり、膨らんで見せたりということです。
この効果がプラスに出れば、輪郭が美しくソフトに見えたり、
骨ばっている骨格に膨らみを加えて、
ハイライトやフェイスカラーのような役割を果たしたリします。
反対にマイナスに出れば、膨張して顔を大きく見せることでバランスが悪くなったり、
膨らみを加えすぎて太って見えたりします。
厚みを増す
質感に厚みを持たせる働きがあります。
重厚感やリッチ感にもつながります。
この効果がプラスに出れば、皮膚質がしっかりと見え、
貧弱さがカバーするような役割を果たします。
反対にマイナスに出れば、厚ぼったく重たい見え方や、
あか抜けずに野暮ったさにつながります。
コクを出す
濃さを出すということです。
上記の厚みの効果とは似ていますがまた違って、濃淡ということです。
イメージするなら、堀が深くなったように感じるなどが良いかもしれません。
上記はあくまで、イエローベースという、一つの属性にフォーカスした働きの例を
いくつか紹介しているにすぎません。
含まれる黄みの量が違えば、その色が及ぼす影響の大きさも変化しますし、
他の属性とかけ合わされば、その効果も変化します。
例えば、
イエローベース・高明度・濁色
と
イエローベース・低明度・清色
では、与える効果が変わるのです。
これは、属性で診断していない人には分かりづらい視点だと思います。
だから、ブルーベースなのか、イエローベースなのかで悩むのであれば、
ベースの属性以外は差のないドレープ同士を当てて判断しないと、
慣れていない人にはなかなか見極めが難しいです。
日頃から、パーソナルカラー診断をする以外でも、
属性別で色を分析することをしている人には、そんなに難しくないことかも知れません。
個人差はありますが。
まずベースで振り分けなくては・・・となっている方は要注意。
そもそも、ベースで差が出づらい方もおられるということを前提をして理解していないと、
シルバーゴールドを最初に使って、
ベースを完全に決定してしまったりということになりかねません。
テストカラーが変われば得意なベースが変わるタイプの方には、
この方法では対応できませんよね。
スタイルクリエーションの受講生の方は、上記の内容が理解できますよね?
私、怪しいです・・・という人は、和田先生か私をつかまえて確認して下さいね。