スクールマネージャーの和田です。
スクールを使うとき、もちろん掃除をします。
その際、染川先生から「常に細部にも気を配る」ように教えられてきました。
「これとこれを掃除してください」、と言うのではなく、「スクールに来られる方の目線で」と。
掃き掃除や拭き掃除・・・
パーソナルカラー診断で使用しますから鏡も拭きます。
また、ホワイトボードも使用すると若干ペンのあとが残るので、
タオルを濡らして拭くようにしています。
そして棚に置いているフライヤーなども整理しています。
スクールにはそんなに物は置いていないので、
自分ではこれで大丈夫!と思っていました。
ある日、染川先生から「ハンガー気を付けてます?」と。
いろんな向きにひっかけがついているポールがあって、そこにハンガーがあります。
今の時期はあまり使うことがないですが、
冬場は受講生さんや私たちのアウターをそこにかけています。
ハンガーで気を付けること・・・???
「気が付いたらハンガーを一か所に集める」くらい・・・です。
「気が付いたら・・・」
この私の「気が付いたら」は、まさにこの「使わない時期だから」目についただけなんですね。
染川先生は冬場いつも、服がかかっていない時は向きもそろえて片側に置いていたんです。
すっきり整って見えるために、ハンガーの整理の仕方にも気を配る。
こういうところにももっと自分で気づけるようになれば、
仕事でも良い影響がでるだろうなと思います。
実際、私の診断の仕方は染川先生から
『ツールの扱いや見せ方にも気を配る』と教えてもらってからグンと変わりました。
それまでは診断をする際、似合いづらいと判断して外していったほうのドレープ(色布)は無造作に置いていました。
「外したドレープまで整えると時間がかかる」
「そもそもそこに気が付かない」
などの理由で、当時の私と同じように無造作に積んでしまう方、とっても多いです。
でも、それってカラーリスト側の理由であって、
お客様目線で考えると決して気分のいいものでは無いのですよね。
「ドレープを整える」、ということが常に当たり前にできるようになれば、時間は決してかからないです。
机をどう使えば、
ドレープをどこに置くようにすれば、
どういう動きをすれば、
ドレープや診断そのものが美しく見えるのか。
それが「お客様にとってどうか」という目線で考える。
私も受講生にそこをしっかり伝えていきたいと思っています。