先日(いつも先日、だいたい先日・・・)、
カラープランニングの案件に取り掛かっていました。
カラープランニングというと、当社では主に、
空間や物の色彩設計のことを指しています。
建物や場所のカラーリングを選んだり、商品のカラー展開を決めたり、
そういうことをする仕事です。
単に色を選ぶなら、誰にでもできます。
わざわざお金を払って注文しなくても良い訳です。
そういった理由から、住宅でも雑貨でも、色彩設計という設計をされていないものも
世の中にはたくさんあります。
そして、それが悪いかと言えばそんな事もないんです。
プロに頼まないといけない決まりもありません。
でも、
私はカラーコンサルタント。
この仕事の意義をぜひお伝えしたいです。
用途や目的に応じた色彩計画をするならば、やはり専門知識を持った人に依頼するのが
思い描くイメージを実現しやすくはなります。
コンセプトがある場合、その実現性を高めるのは理論です。
なので、その色を選ぶには理由があります。
楽しそうな空間を演出するために暖色を使います。
ではなく、なぜ暖色が楽しさを演出できるのか、
そこをしっかりと色選びに組み込んでいくことが大切です。
カラープランニングの仕事は、カラーリストでも手掛けている人が極めて少ないです。
なので、ここをやりたい人には、今はチャンスかも知れません。
そのためには、色彩心理学、色彩生理学、混色、配色、色の仕組み・・・
色々と知識を持っている必要があります。
カラーの仕事は実はとっても多くの学習経験が必要なものです。