来月、ある教育機関で、プレママさん向けセミナーの機会を頂きました。
幼児教育にお取組みの企業です。
幼児教育と言えば、色彩を使ったワークショップやセミナーを、
親御さん向け、親子さん向けに実施したことがあります。
そして、色の仕事をしていると、子どもの色使い、中でも、
子どもが描く絵に関しての色使いのことで、
質問や相談を頂くことが結構あるんです。
一時、アートセラピーを集中して学びたいと思った時期があって、
いくつかの心理学と色彩心理学を学びました。
実は、学生時代も割と心理学を学んでいて、
元々興味が強い分野だったんだと思います。
そして、色彩は心理との関係が常ですから、
これからも何らかの形で、心を扱うことはずっと続くのだろうと思います。
そして、先ほどの『子どもが使う色』の話です。
例えば、よく伺う例として、こういったことがあります。
子どもが太陽を黒で描いたとします。
すると、
「太陽は赤でしょ?」
「太陽は赤で書かないとダメだよ。」
「太陽って赤いんだよ。」
普通の会話です。
よくある会話です。
でも、少し待って下さい。
まだ、子どもは決して正しく描こうとしているわけではないんです。
感じたことを表現していることが多いです。
特に遊びのお絵描きは。
これが写生なら話は変わってくるところもあります。
そして、お母さんが教えてくれた、『太陽は赤い』をインプットする。
こうして物事を覚えていくことって多いです。
(ちなみに、太陽の色は地域や文化によって認識が異なります。)
これはこう。
それはそう。
それも大切なこと。
でも、その子の可能性を広げることを少えてみると、
『遊びの中の表現の自由』は少し意識的に尊重してみてあげて下さい。
そして、声のかけ方を変えてみて下さい。
「太陽黒いんだ。かっこいいね!」
「どんな気持ちで描いたかな?」
「いい絵だね!」
褒められると、話たくなりますね。
子どもは特にそうですよね。
そして、色使いの理由をさりげなく聞いてみるのも良さそうです。
親の希望や期待
と
子どもの資質開花
見守ったり、受け入れたりすると、可能性も広がりそうですね。
ストップをかけないことや正解を教えないことも、時には大切なのかも。
危ないことや迷惑がかかることでなければ、
教える前に見守ってみるのも良さそうですね。