実録・カラー診断誤診の原因 | 「ビジネスにカラーの力を」全国対応 ビジネスカラースクールのブログ

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ビジネスに色彩マーケティングを取り入れたい方へ
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カラー診断で現実に起こっている誤診。
あってはならないと思っています。

でも、特に具体的な理由をここまで書いたことはありませんでした。

私は根拠のないことを批判するのは趣味じゃないです。

でも、根拠があるので書いてみます。


「きれいになります。」

「キラキラしています。」

こういうことを伝えるのにも、カラー診断は理論が土台にあるということ。

もっと多くのパーソナルカラーアナリストに広がったらいいなぁと思います。








写真はパーソナルカラー診断で使うテストドレープ。

テストカラーとも言います。


得意なシーズンカラーを見るために使うこのテストドレープは、

同じ色相の4色のドレープを比べてみると、

その色の違いが大きなものと、差の小さなものがあります。


例えば青。

テストドレープの色の一例を出してみます。



 ①      ②      ③      ④

   



①と②は色の差がさほど大きくないですが、

②と③の差はもう少し大きいです。


この時点で???となった方、

スタイルクリエーションのパーソナルカラーコンサルタント養成講座がオススメです^^


話は戻りまして・・・

この4色の中で、どの色が得意そうか?を見ていくのがテストカラー診断です。

青以外の色もいくつも使います。

判断基準は属性と清濁。

決してなんとなくの感覚で診るのではありません。

診断者はこれを理論で分析していきます。


そして、大切なことがあります。

このテストドレープの色味の幅は、シーズンドレープのそれよりも、

色差間隔が大きいんです。

例えば、

①と②の差でどちらが得意かを判断するより、

②と③の差でどちらが得意かを判断する方が、

ベースの見極めが難しいお客様の場合は、難易度が上がります。


ここ、分かりにくい人は、すぐに疑問を解消した方がいいです。



もう少し詳しいことを書きます。

ここから完全にプロ向けの内容です。


①と②を比べて分かることは、清濁と彩度の得意な範囲です。

その他の属性(ベース・明度)は差があまりないため比較しても分かりづらいです。

②と③は結構特徴が大きく異なる2色です。

明度以外(ベース・彩度・清濁)が結構大きな差を持っています。

そうすると、差が開きすぎてどちら寄りになるのかが分からない診断者が出てきます。

そしてシーズン分析を間違えます。


実際に分析を間違えるのはこのケースだけではなく、

事例で出すと何パターンもあります。

ですが、ここを間違うと、ベストカラー云々ではなく、

シーズンの見極めからできていないということになるんです。


この状態でお金頂いたらダメですよ。
と、うちの受講生さんにはお伝えしています。

カラー診断って、場合によっては

本当に責任重体な場面で必要とされることがあります。
人の大事な機会を左右しかねないです。
そんな時でも、そんな時でなくても、うちの受講生には、

正確な診断がいつもできるようになってもらえたらと思っています。