先日、ラインアナリシスのお客様が来てくださいました。
ラインアナリシスいうのは、骨格や肉付きなどのプロポーションをよみ、
似合うデザインやシルエットを分析、提案していく技術です。
また、似合う柄の種類やその大きさも、身体の中のあるパーツを見ることでわかります。
私の肩書きは「カラー&イメージコンサルタント」
イメージコンサルティングはパーソナルカラーを学んだ人たちの一部が習得するスキルです。
カラーの提案だけでなく、イメージ全体の分析や提案もいたします。
そして、その範囲が人だけではなく、物や空間までを扱うことが、少し特徴的だったりします。
イメージコンサルタントという言葉は聞きなれないかもしれませんが、
イメージコンサルティングをする人のことを言います。ざっくりしていますが、
パーソナルカラー診断+ラインアナリシス=イメージコンサルティング
(参考:パーソナルカラー・・・似合う色/ラインアナリシス・・・似合うデザイン分析)
とお考えいただいても良いかと思います。
要するに、ビジュアル分析、提案を専門としてやっています。
そんな仕事をしているわけで、自分の好きな、または得意なテイストだけを提案するのではなく、
それからほど遠いものも提案できないといけないので、
自分自身、いろんな雰囲気でスタイリングします。
とはいえ、仕事の時はなかなか自分の個性を出すということも少ないです。
ファッション系のコンサルティングの仕事はお客様が主役だと思っているので、
パーソナルカラーの分析をする際は、派手な色も着ません。
パーソナルカラーコンサルティングと同様、スタイルクリエーションのイメージコンサルティングは、
カテゴライズしない方法を取っています。
よっぽどのことがない限りは、タイプ分けでお伝えすることがありません。
○○さんの場合は、ここのデザインはこんなのがいいです。
丈はこれくらいをおすすめします、なぜなら・・・
このお写真の服を着る時は、次からこんな風にしていただくと良いですよ!
そんな風にお伝えします。
トレンドを紹介する時も、「これを着れば今っぽい」ではなくて、
○○さんが着るんだったらこんな風に・・・
とか、
○○さんは着ない方がいいです!
とも言ってしまいます。
世のトレンドを知るだけだったら、私のような仕事は不要です。
雑誌やテレビで事足りますし、スタイリストさんの方が優れていると思っています。
でも、
その人がその人らしく良く見えるために、その人の持つ良さを引き出すためには、
私たちのような分析者も必要です。
そして、そこには理論(理屈)があります。
パーソナルカラーを指導する時も何度も言うのですが、
「これがいま大人気なんですよ!」
「モデルの○○ちゃんと同じですよ!」
「数が少ないから人とかぶりませんよ!」
ということではないんです。それって自分不在。
大事なことは、その人がどうすればより良く見えるのかということ。
最強かということです。
持っているポテンシャルを存分に引き出す見せ方を伝えるのが私たちの仕事。
大きく見せるのではなく、等身大のあなたの良さを、これでもかと引き出すのです。
だからすぐにしっくりきますよ。