フランチャイズやグループって、他店が衰退すると他の店舗への影響が少なくないです。
牛丼屋さんが1軒炎上したら、他の店舗のイメージも下がりがちだし、
定食屋さんで異物混入したら、他の店舗も敬遠されがちだし、
何かのアクシデントがなくても、A店よりもB店の方が美味しいなど、
同じものを提供していても、近隣でお客様を取り合ってしまいます。
この状態を私はカラースクールの受講生に作りたくないんです。
何百回も言ったり書いたりしているので、見飽きたよと思われるかもしれないですが、
そうなんです。
商圏を線引きしていない状態で同じ道具を装備することは、
ライバルを増やしてしまうことになります。
これがしたくないんです。
だからうちは、カラー業界のトレンドが変わっても、
その人自身の力で生き延びられるように、
身に付けてもらう知識と技術を提供しています。
答えではなく、やり方をお渡ししています。
カラーサロン、カラー講師は、コンビニやヘアサロンほど普及しておらず、
利用される頻度が高くて継続的なものではありません。
だから、スクールを始める時から一貫して決め込んでいました。
コピーを作ることはしない。
あとは、タイトルの通りです。
同じように育て上げることの弊害と向き合って、
受講生の長い活躍を徹底的に見据えて講座の内容を設計をしています。
その結果、皆をあえて同じ状態にしない。
そんなところをじっくりじっくり考えています。