摩擦や衝突がある=思いやりがない ではない | 色彩戦略・色彩活用 色彩ビジネスコンサルタントのブログ

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。

 

うちの会社には、カラーやビジュアルの専門家もいれば、

そうではないスタッフもいます。

 

カラーの仕事は割と面白そうに思われるようなのですが、

面白いです(笑)

 

というと、やっぱりねと思われそうですが、そうじゃないんです。

 

いつもカラフルなものに囲まれて、色のことだけを考えられるのではなくて、

むしろその割合はそこまで大きくありません。

資料を作ったり、物の数を数えたり、調べ物をしたり、物を作ったり、

調査をしたり、データを整理したり、書き物をしたり、メンテナンスをしたり、

多いのが、下準備仕事です。

 

決して、全体的に面白いというか、華やぐ感じではないんです。

 

でも、どんなタスクをしても、それが次の誰かにつながっていたり、

みんなで目指すゴール(カラーの仕事)につながっているのは同じ。

その部分部分を、個々人が担っています。

 

スタッフには、楽しく仕事をしてもらいたいなと思っています。

なんていうか、仲良くということではないんです。

ぶつかっていいし、良い仕事をするためには摩擦も衝突も、

必要なエッセンスだと思っています。

なければ良いものとは思っていないということです。

 

それがあってもなお、面白く、楽しく、仲良くすることはできるから、

それでいいし、むしろその方が強いです。

こうなってても大丈夫!という関係性が作れたら、

大体のことはどうとでもなります。

 

その関係性作りが一番大事だと感じています。

 

同じ人なんて地球上にいないから、違って当然。

容姿もスキルも考え方も何もかも。

でも、それを聞こうとしたり、知ろうとするかしないかで、

関係性が築けるか築けないかは変わります。

 

なぜあんな風に考えるのかな?

 

この一呼吸が入るのと入らないのの差が大きいです。

 

本当にいろんな人がいるし、いろんな関係性がある。

だからこそ、この多様性をもってして、

チームが作れたり、共同できたりということが必要です。

 

核家族化なんて言われて久しいですが、

家族を持たない選択だってどんどん増えています。

だから個の時代という言葉の意味を取り違えずに、

個を尊重しながら、皆で生きていく優しさを感じて

やっていけるといいなと思ったりします。

甘さではなく優しさ。

 

人って一人で生きていけないから、

共鳴、共感し合える人とたくさん出会って、

自分とは大きく違う個性を持つ人のことも、理解はできなくて良いけど、

尊重できるようになれるとギスギスしないですよね。

 

自分自身が一番これを復唱して、行動していたいと思います。

 

環境はとても人に影響すると思っていて、

その環境づくりは、少しの意識と行動で誰もが貢献できます。

もちろん私も。

 

うちの会社は、安心して仕事ができる環境を心がけています。

そして、その中で、どんなタスクに取り組む時も、

なるべくそこに楽しさややりがいや、次の人への思いやりが感じられる、

そんな業務への取り組みが継続できることが理想です。

 

 

摩擦や衝突がある=思いやりがない

 

ではないから、「その公式は本当?」「思い込みじゃない?」と、

確認を忘れないでいたいと思います。