「代わりの効かないカラーリストになる!」そう思ってやってきました。 | カラーエージェント染川千惠の style creation

カラーエージェント染川千惠の style creation

株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。
カラーリストへの情報が豊富なブログになるように更新していきます。





厳しいでしょうか?
でも、自分の考え方はこうです。

先日、色彩初学者の方や、業界の大御所の方々と一緒に、


1日講習会に参加していました。

私も、その協会の認定者の方々に講習をさせていただく時間がありました。

13年ほど前に、その大御所の先生たちと一同に集まった際、

私は名前も知られず、ほんとにぺーぺーのカラーリストでした。

そこから13年経った先日、ある大御所の先生が、

当時の私の質問を覚えていらして、

「大阪にすごい先生がおられるなと思っていました。

染川先生お久しぶりにお会いできてうれしいです。」

とおっしゃいました。



その会議の日には、

「あなた見かけないお顔だけど新人さん?」

と言われた先生もいらっしゃったので、

そんなふうに覚えてくださっていた先生がおられて、とてもびっくりしました。

そして、すごく嬉しかったです^_^



これは、その先生が講習の中で全員にお伝えになっていたことです。

「私たちの仕事は、長く活躍する人がとても少ないです。

だから、毎日仕事をして息長く活動されていることに尊敬をします。

昔一緒に活躍していた仲間も随分と少なくなってしまいましたから、

皆さんはこれから頑張って、

長くに渡ってカラーの良さを伝えていってくださいね。」



そのお話を伺って、私も自分が初めて養成講座を受けた


16年前に共に学んだ19人は、

今カラーリストではないことをお話ししました。

それがダメと話していたのではないんです。

カラーの世界の現実としてのお話をしていました。



カラーに限らず、やりたいことで気持ちが変わらずに

長く続くということはそう多くはないです。

そして気持ちが変わる事は自然なことで、

その良し悪しのお話ではないですよ。

ただ、やりたいことがあれば、強い気持ちで、

自分から掴み取りに行くと思うんですね。

そのように行動した方が、10年、15年、20年、25年と、

残っている先生たちだなと、お話を聞いていて強く感じました。



ありがたいことに、私は、

ひょんな事から先輩カラーリストの方々の中に入らせていただく機会を得て、

活躍する人たちがどのように仕事をされているか、

どのような対応をされているか、

知る機会をいただいてきました。

ずっとやっている先生たちは、例外なく強いです。

気持ちが、意思が、●●が(笑)



そして、私もそうです。

芯も強くて、気も強いです。



もっと伸びたい、もっと伸ばしたい、もっともっと!

仕事のに対する目標は、ストイックで果てしないです。

それだけではなく、楽しさや、面白さ、

ほっこりすることなどももちろんあります。

でも、その先生方の存在があったから、

私は仕事に対してシビアな目を持ち続けることが

できているんだなと思います。



その集団の中で当時よく聞いたお話を、

先日はお聞きしました。

「代わりになるカラーリストはいくらでもいる。」

「結果を出しなさい。」

「感謝の気持ちを忘れずにコツコツ励みなさい。」

これは、主に初学者の方に向けたお話の中にあったのですが、

自分自身にいただいた言葉だと思って、背筋を伸ばしました。

私もこの言葉を、当時からあらゆるタイミングで耳にし、

選んでいただくために必死で頑張ってきました。



そして、「代わりの効かないカラーリストになる!」そう思ってやってきました。



カラーの資格を複数取ったのも、いろんな講座やセミナーに参加し続けたのも、

自己学習を止めないのも、選ばれたいからです。

選んでいただいて初めて、

自分の力が発揮できる場を得られます。

そこで成果を見ていただけます。



できればやります。

教えてくれたらできます。

時間が空いてたらやります。



これにはちょっと違和感を感じるんですね。

「やるの?やらないの?どっちなの。」と思います。



そんなに甘くないで。



これを悪いと言っていることではないのです。

でも、甘いと思うし、

専門家道を目指す人の言動ではないなと思います。



改めて姿勢を正さなければと思った事は、

私が育てるのは、専門家だということです。

そうではない人が良い悪いではなく、

私は専門家を育てる役割を今いただいているんだなと感じました。



できればカラーをやりたいです。

ではなく、本気でカラーをやりたいです。

そういう人がスタイルクリエーションがお役に立てる人です。