感性に評価は付けられない | カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。

 





先生業をさせて頂いています。

大学で、専門学校で、高校で、企業で、行政で、当社のカラースクールで。


この中で特に「学校」と呼ばれる場所では、評価を付けることも多いです。

採点したり、成績を付けたりです。


色彩やスタイリング、デザイン関係の授業を担当することが多いですが、

そんな時、試験も作ったりするんですね。

その試験の種類は色々ありまして、レポート、筆記、実技、制作・・・

学校によって規定も様々です。


知識を問うて、正誤を付ける試験はいいとして、

制作などクリエイティビティが関わる試験は、採点に悩むことがあります。

そこに知識を取り入れている場合がほとんどなので、

知識面で理解できているかどうかを確認することはできますが、

「ここは感性の表現だな・・・」というところは、実に判断に悩みます。


自分の感性で評価してもいけないので、ガイドラインを作って評価したりしますが、

それでも人の感性は多種多様だし、良いも悪いも付けがたい。

そこに加え、今の学生たちは、様々な個性をそれぞれに評価するスタイルに慣れています。


現実問題として、社会に出れば、その感性までもジャッジされることは多々あるのですが、

教育機関の中でそこをどう扱うか。

色彩が絡む科目なだけに、考えるところがあります。


だって、理論に基づかなければ、色使いに正しいも間違いもないですから。


そんな不安定で、自由なものを扱っているからこそ、

自分の感性は、より豊かにしておきたいなと思ったりもします。



今週から、お取引先各種教育機関の授業が始まっています。

学校もいよいよ、新年度のスタートです。