ビジネスマンとしての私の土台③ | 色彩戦略・色彩活用 色彩ビジネスコンサルタントのブログ

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。


ビジネスマンとしての私の土台①

ビジネスマンとしての私の土台②



前回はバイト先が好きすぎて、仕事にも慣れてきて、

週に6~7日シフトに入っていたというところまでを書きました。



当時から興味を持ったことはとことんまでやる性質でして、

もう新たに覚えることがなくなったと思う度に社員さんに

「何か覚えることないですか?」

って聞いていました。

そしてそのうち、

「千惠に教えることはもうないよ~(笑)」

という返事が返ってくることに。

そのころにはS子さんたちも退職し、同年代の社員さんがフロアの責任者でした。

相変わらずバイトは楽しくて、大きなお店だったので、他のフロアの人たちとも仲良くなりました。

社員もバイトも本当によく仕事をしていたんじゃないかと思います。

それぞれのフロアのバイトにリーダー的な存在がいて、

私も担当フロアの司令塔をさせてもらっていました。


私が働いていたのは全個室の座敷フロアで、接客は着物でした。

簡易的な二部式のものになったりもしましたが、

勤務前には着物を着て、お太鼓も自分でやっていました。

懐かしい。もうできない(笑)

お客様の中には芸能人や皇室の方、怖い方もいて(笑)、

最後は皇室のお部屋も担当させて頂けました。

B’sの稲葉さんや貴乃花、田村正和等々来ていました。


企業の利用も多かったので、当時大学生だったのもあってか、

よく就職しないかと人事の方に名刺をいただきました。

当時、そういったことに興味がなかったので、そのお話にお返事をしたこともなかったのですが、

名刺は一応とっていて、社会人になってから見たら、その時のお取引先だったり、

とっても興味分野の企業だったりしたので、ちょっと惜しいことをしたかなと思ったりしました。

そう言えばその中の1社へは飛び込みで営業に行って、

当時名刺をいただいたお話をして注文をもらうという、厚かましいこともしたなぁと思い出しました(笑)


話は戻ってバイト先のことです。

そのうち座敷を出て、1階のフロント業務を担当させてもらうことになりました。

フロントは全館をコントロールしながらお客様をスムーズにさばくのも大事な仕事。

予約の多い日は4階まで客席を使っていたため、頭の中は常にパズルでした。

その上勤務開始10分ほどで予約表を覚えないといけないという厳しさ。

何組予約が入っていてもです。さらには、VIP顧客はオーダー内容や食べ方の特徴も

覚えていないといけない。

何時何分に誰が来て、料理は何で、何階のどの席かをすべてインプット。

お客様にはエレベーターのご案内をしながら、

「○○様お待ちしておりました。」

とお声がけ。なかなか無茶なやりがいのある仕事でした。


人間の記憶力ってすごいなと思ったのは、慣れるとできるようになるもんなんですね。

店長が恐ろしかったことも手伝って、それは真剣に、全神経を集中させて覚えましたよ(笑)

その頃は、仕事で尊敬していたその店長に認められたいと思いながら、

どうすれば「間に合う人間になれるか?」を考えるようになっていました。

たくさん教わり、叱られ、でも期待も実感しながら、バイトの時間が単なる労働でなく、

私の成長の時間になっていると思って働いていました。

だからとっても楽しかった。




おまけ:
主人はその頃他の店舗で勤務していて、たまに会議で本店(私の勤務先)に来た時に

ワイワイ話をしていました。相変わらずの横暴マイペースぶりでした。