色彩学に関する質問を受けて | 色彩戦略・色彩活用 色彩ビジネスコンサルタントのブログ

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
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昨日、Mくんから質問がありました。


三原色というものがあります。
色料の三原色と、色光の三原色。

「PCCS色相環で色料の三原色の近似色は8:Y、16:gB、24:RPで、均等に8色相差あるけれど、
色光の三原色は3:yR、12:G、19:pBと均等な色相差でないのはどうしてですか?」
と質問を受けました。

まずは、そもそも三原色が色相番号から設定されたのではないということです。

三原色自体は随分昔に発見されていて、それをあえてPCCS色相環上で表すとしたら、
それぞれの3色が近似色となります。

色相環はPCCSだけでなく、様々な種類のものがあり、中にはゲーテの作った色相環など、
三原色の色相差が均等に設定されているものもあります。

(ちなみに、PCCS色相環も昔は色光の三原色を均等にとって表示していたようです。

しかし、より正確に表すと現在の3番、12番、19番となったようです)


Mくん、こんな感じで大丈夫でしょうか~?