くいだおれ話 重厚なる小田原だるま   No.78 | ファッション視点から斜めに見る世間事情+オマケ付きブログ

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Hi, you all fashionistas!!

 


ご覧の通りの有形文化財の小田原だるま料理店です。

明治26年創業。大正15年に当時の2代目吉蔵が網元として当時のブリ漁で得た潤沢な

資金を注ぎ、当時としても最高の技術が集められています。

正に栄華を絵に描いた建物です。素晴らしい雰囲気は当時のままです。

2階は小部屋にも仕切られる構造で少人数でも懐石料理をお願いすれば座敷での食事が可能です。

お昼でも有ったので貸切状態ですべての部屋を拝見しました。

数寄屋風の書院造りでそれぞれの床の間に生花が活けられ季節に有ったしつらえが整えられています。

日本文化の素晴らしさが息づいています。


昔のどこの家にも有った床の間が今や本当に珍しくなってしまいましたね。

そのために100年以上も前の手書きの美術品である掛軸の価格が大暴落してしまいました。

海外の人を京都の骨董店へ案内すると必ず全員がその安さにビックリしますからね。


昭和恐慌前で第一次世界大戦の好景気で日本が繁栄を謳歌できた時代を今に残しています。

建具や窓の欄間は西洋の影響がハッキリとわかるアールヌーボーテイストも見られました。


此処での食事は雰囲気は最高でしたが、食事の味は個人の好みですから今回は控えます。


オマケ ① 俳句  『夏座敷 空気を踏んで 通りけり』   林 翔

              クーラーの無かった時代には夏は襖や障子を取り払い

              風通しを良くして涼を呼び込んでいました。子供時代を思いだしますよね、ご同輩。

              食後の穏やかな時間に爽やかな風を感じたのでしょうかね。



オマケ ② 川柳  『乾杯は ロックが似合う 夏座敷』

              先ずは乾杯。日本酒もロック用が有ったり、冷酒が有ったりで

              幸せの選択は拡がる一方、嬉しいですね。

              明るいお天道様と呑む酒は一段と上手く感じるのは僕だけでは

              無いですよね、ご同輩。


Wow, isn't that guy cool! See you !