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画像;探していたJTM 1H (50TH)の出モノがついに。
ここ数年、1HのJPMをメインに使用してきたのですが、このJTMの音はかなり驚きでした。ハイの出方がぜんぜん違う。明らかにグッと手前でハイが鳴ってる感じで。クリーン時のキラキラ感、ドライブ時のザクザク感がかなり心地イイ。モダン・マーシャルとは全く別次元です。
毎回色々迷う、「何を使ってドライブさせるか?」片っ端から試すわけですが、やっぱりとりあえずは万能なこれ。『ST-2』
どの種の歪系にも属さない本当に特殊なペダル。せっかくアナログ真空管なのに、こんな真逆な選択?と言う話もあるわけですが、そもそも1H、小音量でそれっぽくしてくれるにはやっぱりこの種が万能。そもそもデカイ音が出せるなら違う選択肢は他に沢山あるわけですし。
(TS-2は可変域の圧倒的な広さとそのドライブ・カラーの多様さ。JTMが1トーンだけしかないのでTS-2のBASS TREBLEの役割も大きい。なんと言っても「ジャズコーをマーシャル化する」がコンセプトとまで歌ってる機)とはいいつつ..まだまだドライプ系ペダルは探し続けるんでしょうけど… スピーカーはビンテージ30よりもグリーンバックの方がサウンドカラー的にマッチしている感じです(ミドルが出過ぎない)。あと趣味の問題かとも言えますが、ハムバッカーよりやっぱりシングルPUの方がよりグッと来ます。
このルックスですし、とにかく惚れ惚れするほど可愛いアンプです。
この50th1Hシリーズ、JTM JPM JCM DSL JVM とありますが、個人的にダントツに扱いにくいのはJCM。私が高校生の頃、スタジオにあるマーシャルと言えばJCM。あの時の苦労が頭をよぎると言いますか..なんかトラウマ的なものもあるのか...
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上画像:ここのところ溜まっていたPUのリワイヤリング作業。
100ターンづつほどいて断線箇所を探して行き、300までほどきましたが断線無し、根元付近と判断して全コイル巻き直しに。
56年ストラト 巻き数調整をして 5.51〜5.52 kΩ
71年P BASS シリーズ時 11.4 kΩ
(※ FORMBAR AWG42/数値はサーキット組み込み時の最終アウト値)
尚且つ、サビで一体化、固着していた56ストラトのブリッジ/復活作業。
吊ビスが根元から2本折れまして、その除去に苦労しました。ネジ溝を壊さないようよう、ネジ中心から小さな穴をあけ、1本は逆ネジ器具で無事抜き取り、もう一本はインチ タップ切り直しでカスをかき出す感じで除去させました。オリジナルサドルを生かして、イモネジ/スプリング/吊ビスを一新して復活させました。
工房は少しばかり落ち着いてきたような感じもしますが、納期遅れがやっぱりありまして、単純に注残数の問題では無い状況でもあり、引き続き頑張って参ります。
それはそうと、止まらない円安..1ヶ月後、2ヶ月後..ヶ月後...ビンテージは異次元の高騰を続け、はるか彼方へ....