先週会社の後輩から電話がかかってきた。
仕事の質問の後、
僕も資格の勉強をしようと思います。とのこと。
自分:なんの資格勉強するの?
この時点で税理士かなぁと思っていた。
後輩:公認会計士です!
自分:・・・えっ。・・・大丈夫?
後輩:3年かけて取ろうかと。
自分:・・・税理士なら科目合格で1年1科目の勉強もできる
し、3科目受かれば大学院での科目免除もあるし、
うんぬんかんぬん・・
後輩:・・・TACで資料請求したんで資料よく見てみます。
自分:よく考えて何の資格に取り組むか考えな。
でも自分が一番やりたいならやればいいと思うよ。
後輩:そうですよね。
自分:講座申し込む前に税理士の○○先生にちょっと話聞
いてみ!それからでも遅くないから。
後輩:わかりました。聞いてみます。
ここで税理士試験ならおーいいじゃん頑張れって言えたんだろ
うが、私にはとても言えなかった。
なぜなら私は20代前半に会計士試験に足を突っ込んでいた
からだ。当時私は受験専念で1日12時間~13時間ほどの勉強
をしていた。範囲も量も膨大で、今でも思う。
とても自分には働きながらできる代物じゃないと。
働きながらだと全範囲の講義を受けるだけでも超大変。
自分が会計士撤退した年齢で初学者が二足の草鞋で取り組む
のはとてもおすすめできない。もちろん自分とは違う人間な
のでうまくいく可能性も十分あるし、それで受かっている人
もいるとは思う。
しかし3年後順調に受かっても30歳。そこから実務経験積
んで終了考査受けて最短2年でやっと会計士登録できること
を考えると。。。
自分でもわかっている。人の決意に水差すのは良くないと。
でも数年後何も手に入らない可能性がある試験であることも
事実。
そりゃ自分も目指してただけあって会計士はかっこいいと思
うし、なれるもんならなりたかったが。
決して税理士試験が簡単なわけではない。
むしろ税法なんかは会計士より深堀するだろうから難しいと
思う。ただ取り組みやすさでいえば科目合格制の税理士試験
だろう。言ってしまえば他人の決断なので、本人の思った通
り後悔なくやってほしい。が、よく考えても欲しい。
全然行政書士に関係ない話になってしまったが、
資格試験全般に言えることは取ってからが勝負ということ。
合格はスタートラインに立っただけ。
受かった後のこともイメージしてなんの資格を受けるべきか
よく考えるべきだと改めて思った。