久しぶりのブログ更新です。
先日娘がある会社の面接に臨んだ時の話です。
芸術系の大学とはいえ、卒業制作に全力を注ぎすぎ、就活の気力と体力を使い果たした状態で卒業してしまった、我が娘ながら、なんとのんきな・・・と呆れました!
と言うのはさておき。
ようやくエンジンがかかり、積極的に面接を受け、本当に自分が望む会社に出会い、心から受かりたいと意気込んで面接に出かけました。![]()
3次面接、社長自ら会うと言われ、控えの部屋で待たされている時、今まで半ばボーっと過ごしてきた2か月間にはない、自分の身体の反応が面白かった!と言うのです。
心臓は高鳴り、口から飛び出しそう。
手は小刻みに震え、手のひらには汗!
座っているのに、体が宙に浮いてるような感じ。
小さな物音、匂い、人の気配にも自分が敏感に反応する。
・・・「私って、確かに生きてる~
って思った
」そうです。
そこで思い出したのが、メンタル同期生で現在長崎で活躍中の奥村さんから紹介された、スタンフォード大学心理学博士、ケリー・マクゴニカルのストレスに対する新たな研究です。
ご専門の先生方はすでにご承知の方も多いかとは思いますが、簡単にご紹介しますね。
ストレスはあらゆる疾患の原因に関わるのではないか?と言われてきました。
ストレスは良くない、ストレスをなるべく減らすよう心がけましょう・・・と。
アメリカで3万人の動向を、8年間追跡調査した結果です。
調査を始める前に二つの質問をしたそうです。
1.去年一年間に、どれ位ストレスを感じましたか?
2.ストレスは、健康に害になると信じますか?
結果は、前年にひどいストレスを経験した人たちは、死亡リスクが45%も高くなるというものでした。
しかし、それはストレスが健康に害を及ぼすと信じていた人達だけにいえることでした。
ひどいストレスを経験しても、ストレスが無害だと思う人たちのグループは、死亡リスクが上がるどころか、ストレスがほとんどなかったグループと比較しても、調査対象者の中で最も低いものでした。
その結果から、ストレスに対する考え方を変えることで、人は健康になれ、ストレスに対する身体の反応を変えることができるのではないでしょうか。
それを更に、証明したのが、ハーバード大学の研究です。
人は社会的プレッシャーをかけられると、心臓は高鳴り、呼吸は早くなり、汗が噴き出るかもしれません。その肉体的変化は、プラスに捉えると、体に活力を与え、チャレンジに立ち向かえるように、準備をしているのだと考えられます。
このように教えられた調査対象者は、ストレス反応を有用なものと捉えることで不安が少なく、自信を持てるようになります。
ストレスが心疾患に関連付けられる理由の一つに、心拍数が増え、血管が収縮することがあります。調査では、ストレス反応を有用なものと考えられるようになると、心臓は高鳴っても、心血管はリラックスした状態で、丁度喜びや、勇気を感じる時に似た健康な状態になるということが分りました。
もう一つ興味深いことは、ストレスを感じると分泌されるものとして、心拍数を上げるアドレナリンなどと共に、オキシトシンと言う神経ホルモンがあります。これは別名、「抱擁ホルモン」と言われるように、他の人との親密な関係を強めるような行動を促します。
人との共感を高め、大切に思う人たちを進んで助けたり、支えたいと思わせたりもします。
ストレス反応の一環として下垂体から分泌されますが、生物的反応として、感じていることを内に閉じ込めないで、だれかに助けを求め、周りは助けが必要な事に気付く・・・お互いに助け合うよう促すホルモンでもあります。
もう一つの重要な働きとして、ストレスを受けた時、身体のいたるところに作用し、特に心血管を弛緩状態に保ち、悪影響から守るということがあります。
オキシトシンの受容体が心臓にあり、心臓の細胞の再生を促し、ダメージを治す作用があることもわかってきました。
オキシトシンは社会的繋がりや、サポートで強められます。
もう一つの調査結果で、ひどいストレスを受けた人でも、他人への思いやりに時間を費やした人には、ストレスからくる死亡の増加は見られませんでした。ゼロだったそうです。
多かれ少なかれ、ストレスの無い生活などありえません。ストレスをなくすのではなく、上手に付き合えるようになることが重要であると思います。
そして、カウンセラーは勿論、医師や教師など言葉かけひとつで、相手の人生にまでも大きく影響を及ぼすのだと、肝に銘じて関わって行かなくてはならない!と思いました。
ところで、娘の話に戻りますが、ストレス反応を半ば面白がっていた彼女は、何とか引っかかり、毎日鍛えられ、ヒーヒー言いながらも頑張っています。
心労でダイエットになるかも~
・・・と。
この前向きさは見習いたいものです。
