ミドフィフで真FIREし、
FIRE後、収益物件を売却し、億り人。
楽隠居生活8年目の崇徳院ヴェストです。
日本が衰退していくのを残念に思っています。
平成27年版 厚生労働白書によると、2100年には人口が5000万人を下回るとか。
大正時代頃の人口と同じです。
これだけ急速な人口減だと、産業構造も変化せざるを得ないし、
経済基盤を維持するのは不可能でしょう。
別の視点から見れば、5000万人前後が適正な日本人口なのかもしれません。
では、少子化を食い止めるべきなのか❓
もし食い止めるべきなら、少子化の原因を正しく把握しているのだろうか❓
ジャーナリストの池田 和加さんは、
日本の少子化問題の本質の一部には、「完璧な親でなければならない」「完璧な子供を育てなければならない」という社会的圧力がある。悪しき因習とも言うべきこの価値観が変わらない限り、いくら経済的支援を拡充しても、効果は限定的だろう。
家制度や男性主体社会から抜け出たように、「完璧な子育て」をやめよう。
日本が「安全で豊かなのに子供を産まない」理由は、その豊かさによって強化された完璧主義にある。
と、分析・考察している。
【池田 和加さん:社会・文化を取材し、日本語と英語で発信するジャーナリスト。ライアン・ゴズリングやヒュー・ジャックマンなどのハリウッドスターから、宇宙飛行士や芥川賞作家まで様々なジャンルの人々へのインタビューも手掛ける。】
崇徳院ヴェストはもう一つの理由の方が影響が大きいのではないかと考えている。
彼女が分析したのは、以下の太字の部分で、
BIGLOBEが2023年に実施したZ世代調査(18~25歳の男女209人対象)にある。子どもが欲しくない理由として「お金」だけを挙げたのは17%に過ぎず、「お金以外」が42%、「お金とお金以外の両方」が40%を占めた。
注目すべきは「お金以外」の具体的な理由だ。「育てる自信がないから」(52%)、「子どもが好きではない、子どもが苦手だから」(46%)、「自由がなくなるから」(36%)という結果が示すのは、経済問題を超えた心理的な障壁の存在である。
筆者も20代後半から30代前半の女性20人に直接話を聞いた。サンプル数は限られているが、興味深い共通点が浮かび上がった。「完璧に育てる自信がない」「周りの『良い母親』を見ていると、自分にはとても無理だと思う」「子供の教育費を考えると、一人でも大変そう」と出産に二の足を踏んでいる。
私は“赤くハイライトした意見”と、
日本人はアンケート・インタビューに直球で答えない癖(見栄・世間体)を考慮し、
こう分析した。
「安全で豊かなのに子供を産まない」のは、その安全と豊かさをもっと享受したいから。
つまり、罰ゲームのような出産・子育てで人生を貧しくするより、「自由」のまま過ごしたい。
出産・子育ての労力に見合った見返りがない。
ではないだろうか。
理由が何であれ、単純に一つの理由ではないだろうし、
日本の適正人口が、本来5千万~6千万人なのかもしれない。
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