監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬
主演:役所広司、柄本時生、アオイヤマダ、石川さゆり、中野有紗、三浦友和、甲本雅裕
公開:2023年
日本・ドイツ合作映画。第76回カンヌ国際映画祭で役所さんが日本人俳優として2人目となる男優賞を受賞し、作品はエキュメニカル審査員賞を受賞した。
トイレ掃除が仕事。そんな男の映画。
平山さんの日常はほとんどルーティーン。
掃き掃除の音で目覚め、缶コーヒーを買って仕事へ向かう。
行く飲み屋も決まっているし、店主も何も言わずに決まったものを出してくれる。
銭湯も開店時間丁度に向かう。
カセットテープで60~70年代の音楽を聴き、古本屋で買う100円文庫本を読む。
木造ボロアパートにはTVはなく、楓を育てるのが趣味。
そんな日常。
何が面白く、何が楽しいんだろうと思う。
そして、合間合間にルーティーン外のことが起こる。
影踏みは、不幸を背負わないためのお呪いかもしれないし、
妹との再会は、姪の将来のため。
コインランドリーで洗い落としているのは、
衣服の汚れだけではなく、世の中の余分なシガラミやコダワリかもしれない
です。
平山さん、セリフがとても少ない。
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