
ミドフィフで真FIRE後、無職で結婚した崇徳院ヴェストです。
さて、「日本ではいま、50代の男女の70%近くがセックスをしていない。」と言われている。
原田 純さんが自らの経験をもとに書いた本の宣伝ですが、内容が赤裸々で参考になると思う。
【径書房代表 1954年、東京生まれ。編集者。15歳で和光学園高校中退。1980年、長女出産。1989年、径書房に入社。竹田青嗣氏に師事。現在、径書房代表取締役。著書に『ねじれた家 帰りたくない家』(講談社)、岸田秀氏との対談『親の毒 親の呪縛』(大和書房)、『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(径書房)『人生最高のセックスは60歳からやってくる』(径書房)がある。】
安産につながるとして、妊婦に腟のオイルケアを勧めていた。ところが、実際にそれを行った女性は約50%。残りの約50%の女性は、「女性器に触ることに抵抗を感じる」として、腟のオイルケアを行わなかった。
「女性生殖器は、そもそもデリケートな部位ではありません。排泄やセックス、妊娠や出産を担う、体のなかでは極めて頑丈な部位なのです。それなのにデリケートゾーンなどと言われると、簡単に触ってはいけない場所、なにか特別な場所のように思われてしまう。そのせいで多くの女性が、自分の生殖器に触ることすらできずにいる。これは、女性にとって大きなマイナスです」
助産師のたつのゆりこ氏と出会ったことがきっかけだった。
そのたつのさんと、初めてお目にかかったときのことだ。
初対面で席に着いてすぐ、「セックスはしていますか?」と訊ねられた。たじろぎながらも「いいえ、20年以上していません」と正直に答えると、たつのさんが突然、真顔になり「それは大変。原田さんの腟はカチカチになっていると思います。すぐにオイルケアを始めてください」と言った。そんなことを言われるとは思ってもいなかった私は、思わず言葉を失った。
「自分の指を腟に入れて、オイルを塗るのですか?」
「そうです」
当然だ、という顔で、たつのさんがうなずく。
言葉が出てこない。それでも私は眉をひそめ、口をヘの字にして、全身で拒絶を表していたのだろう。そんな私の目をヒタと見つめて、たつのさんが言った。
「男性には触らせるのに、自分で触るのはイヤですか」
びっくりした。そんなふうに考えたことは一度もなかった。だが、その問いは、まさに正鵠を射抜いていた。情けないことに、私はまたまた絶句。
「いいですか。日本人女性は、ストレス・夜更かし・目の使い過ぎ、甘い物やジャンクフードの食べ過ぎなどで血流が悪くなり、体が冷えて乾いています。だから当然、腟も乾いて硬くなっています。性交痛で、セックスができない女性も増えていますよね。先日、うちの産院に、自然分娩をしたいと言って訪ねてきた女性は、性交痛でセックスができないからと、人工授精で妊娠したって言うんです。
セックスができなくなるほど腟が硬くなっているのに、自然分娩なんて、できるはずないじゃないですか。赤ん坊の頭は10センチもあるんですよ。腟口に弾力があって、柔らかくなっていないと、赤ちゃんは出てくることができません。そんなことすら知らないのです。私は、そのうち日本人女性はみんな、自然分娩なんてできなくなると思っています」
この後のこと、原田さんは心の内の変化を赤裸々に描いている。
ここまで素直に書いてあると、言葉通りに受け取ることしかできなかった。
自分に嘘をつかないこと自体、難しい。
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