ミドフィフで真FIREし、楽隠居7年目の崇徳院ヴェストです。
「事件は現場で起きているんだ❗」は某ドラマの有名なセリフ。
これは社会情勢にも言える。
本店(上層部)の連中には見えていない。
私は、この記事を読んだときに日本経済の将来がハッキリ見えたように思えた。
日経平均や為替の変動、日銀の金利政策など比べ物にならないくらいリアルな日本経済。
あるサラリーマンのブログだが、これが日本経済の実態。
フミコ・フミオさんが感じた「第二の壁」とは、
第二の壁は「年末の壁」である。年収の壁の期限は年末である。多く働いてもらったパートさんが年末に向けた年収調整で、勤務日数や労働日数を減らしてくるのだ。つまり、「ちょっと多めに今月出てもらえない?」「1時間長く働いてくれない?」作戦でごまかしてきたツケを払うときがきたのだ。年末までのシフトを組んだら、多く働かせてしまった分、皆が勤務時間と日数を調整して減らしてきたため、今後のシフトがスカスカになってしまった。
「年収の壁」はとてつもなく巨大な「年末の壁」を造ってしまう。
これはフミオさんが直面するだけではなく、日本全体が直面する事実。
フミオさんがこの問題の本質として実感しているのが、
現場の声をきいてわかったのは、「壁があるから働けない」という人より、「できることなら働きたくない」と考えている人の多さだ。「旦那の稼ぎの不足分を補いたいだけ」「昼間空いている時間を有効活用している」という声だ。言いかえれば、壁を働かない理由にしているのだ。
つまり、「年収の壁」を引き上げても、時給を上げても、
問題は解決するどころか人手不足が加速するだけ。
それは根本が「できることなら働きたくない」からだ。
時給を引き上げれば引き上げるほど、個々の労働時間を抑えてしまう。
「年収の壁」を引き上げても「働きたくない」気持ちは変わらない。
ものの本質はインタビューしたところで表れない。
夫や世間、政府に本音を言うときは、結末がこれ以上良くならないと思う諦めの時。
私は、政府が続けてきた配偶者控除・特別控除、第3号被保険者の仕組みが、
このような歪みを産み、経済を不健全にしたと思っている。
男女平等と言いながら、男女不平等を続けてきたのだ。
政府にも「年末の壁」が来ている。
ただ、民間企業と違ってパート不足を補う社員さんはいない。
もう日本が衰退していくことを止められない。
年初から悲観的展望で申し訳ない。
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