ミドフィフで真FIREし、楽隠居6年目の崇徳院ヴェストです。
32年間のサラリーマン稼業のうち30年間は外資系企業に勤めていました。
そんな背景から、駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさんの記事は納得ですし、
共感するところが多い。
日本人は外国人からこのように評価されています。
レジャバさんから見て、とても特徴的(日本的)なところは、
個人として理解していることを前提に「出る杭」をつくらない
- 各個人の意思や裁量はそれほど大事にされていない
- 若手は少しずつしか成長ができない前提の制度設計
- 簡素化できることを知りながらもあえて時間がかかるやり方を選択
- 集団行動に対する意識の高さ・本気を出す姿勢
集団(会社)として「共同生活体・右向け右」を育て継承する
- 決まるまでの意思決定のプロセスはきわめて慎重で遅いというギャップ
- 「従業員は会社が大好きである」「会社と従業員は一体化した存在である」という価値観
- 「どこの会社でも通用するプロフェッショナル人材を育てる」ものではなく、「その会社のことなら一通りわかる人間を育てる」
崇徳院ヴェストが日本企業でなじめなかったのは、
まだまだ「滅私奉公」を求められるから。
私は日本人としては変わっていて自分の「裁量」や「自由な発想」を尊重してほしかったから。
日本企業では、それがとても難しい。
まだまだ「滅私奉公」がまかり通っているのではないか。
外資系企業に転職して最初は英語に戸惑いましたが、一番プレッシャーを感じたのは、
新入社員にも「責任」の範囲内で「裁量」を与える、やり方よりも結果を重視する制度でした。
予算を与えられて、自由に使える会社の人材・機材・資産も提示され、
時間内での結果を求められる。ここに集団行動はなく、自分からのチーム作りと戦略が必要。
レジャバさんの感じた裏返しが、私が感じたところですね。
私は日本人だが、考え方や行動は日本人より西洋人に近いのかもしれない。
これから益々衰退していく日本。
いつまで“伝統的な”日本制度を続けられるのか、FIRE後の楽隠居から観察していますよ。
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