2年3か月ぶりのテーマ「会社の風景」です。
もう真FIREしてから4年近く経つ崇徳院ヴェストです。
しかし、この外資企業で求められるskillについては激共感なので、共有させてください。⬇️
この記事の対談は、
妹尾 輝男(せのお てるお)さん
【ヘッドハンター、コーン・フェリー元日本代表
1975年、横浜国立大学卒業。ロンドン、バミューダ諸島、東京にて石油製品トレーディング会社に勤務した後、1988年、スタンフォード大学で経営学修士(MBA)取得。ベイン・アンド・カンパニーを経て、世界最大の人材組織コンサルティング会社コーン・フェリーに入社。
同グループで30年以上、主にグローバル・トップ企業のエグゼクティブ・クラスを対象に、ヘッドハンターとして第一線で活躍。その間、日本法人社長を9年間、会長を1年間務め、現在は特別顧問。ヘッドハントしたエグゼクティブの数は400人を超える。】
と
植田 統(うえだ おさむ)さん
【国際経営コンサルタント、弁護士、名古屋商科大学経営大学院(MBA)教授
1957年東京都生まれ。東京大学法学部を卒後、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。ダートマス大学エイモスタックスクールにてMBA取得。その後、外資系コンサルティング会社ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン(現PWCストラテジー)を経て、外資系データベース会社レクシスネクシス・ジャパン代表取締役社長。そのかたわら大学ロースクール夜間コースに通い司法試験合格。外資系企業再生コンサルティング会社アリックスパートナーズでJAL、ライブドアの再生に携わる。2010年弁護士開業。14年に独立し、青山東京法律事務所を開設。】
のお二人がされたものです。
お二人の背景から、外資企業が何を求めているかを熟知している、
いや浸み込んでいると言えるでしょう。
そんなお二人の対談で、29年以上外資企業で働いてきた崇徳院ヴェストが激共感したのが、
😨 アメリカ企業の場合、人事権も直属の上司が握っているので、上司の命令は絶対で、かつ、期待された結果が出せないとクビを切られる
😨 外資系企業だと上司と部下の立場が対等で、上司と意見が合わないときには反論しても大丈夫と思っている人が多いようですが、それって完全に誤解
😨 「期待されている成果を出すために必要なリソース(時間やコスト)を用意してほしい」と要求したりして、より現実的な方向にイメージをつくり上げていくような高度なテクニックが求められる
😨 外資で働くと建前と本音の使い分けがものすごく鍛えられる
😨 外資では年齢を重ねて役職が上になると、むしろ高度な結果を出すことが要求されるので、高齢者も必死で働くのが一般的
上記で表されていることは、崇徳院ヴェストが働いていた会社では事実でした。
日本式の、“右に倣(なら)え”しか出来なければ、外資企業は無理です。
上司は「あぁしろ、こぅしろ」とは言いません。ただ求められる結果を伝えます。
そのときに、上司の頭には既に仕事の青写真がありますが、あえて言いません。
それを聞いた部下は、実現するための計画を2~3つは即座に思い浮かべ、
必要な人・モノ・金について上司とnegotiateし、confirm、engageし、
commitしなければなりません。
その時点で、上司に“おぉ、出来る奴だな。自分の考えていたものより優れている。”と、
思われるようでなければ出世はできません。
また、ここでも違いがあります。
日本だと、出来る部下が潰されたり、手柄を横取りされたりしますが、
こんなところにも、日本式の生産性の低さがあると思います。
外資だと、それだけできる部下を育てた、伸ばしたとして上司も評価され、win-winです。
これこそ、managementです。
外資企業の給与額が高い理由には、このような背景があります。
極端に言えば、自ら仕事と自分自身をproduceし続けられる人たちの世界です。
英語が話せたらできるなんて簡単に考えているのなら、それなりの次元の人です。
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