ミドフィフで真FIREを達成した崇徳院ヴェストです。
富裕層の資産管理に詳しいファイナンシャル・プランナー 兼 マネーライター。幼少期より学習院で育ち、学習院大学卒業後、2012年に新卒で野村證券に入社。多くの富裕層の資産管理を担当する。2016年、株式会社ZUUに入社し、日本最大級の金融webメディア「ZUU online」編集長を務める。プライベートバンカー資格、AFP保有の菅野陽平さんの、
FIREに関するネット記事が興味深いので共有したいと思います。
先ず確認ですが、“FIRE”の定義は、“経済的な自立を達成して早期退職すること”です。
セミFIREとかサイドFIREなどは言葉遊びに過ぎず、FIREではありません。
どちらもセミリタイアの言い換えで、早期退職しているわけではありません。
アルバイトにしろ、社会貢献の奉仕にしろ、生き甲斐や人生の目的にしろ、
お金をもらって仕事をしている以上、FIREではありません。
それに、誰もがFIRE出来るわけでもありません。
FIREに十分な資産があっても、早期退職しない方々の方が多いでしょう。
多くの方々に向いている生き方でもありませんし。
で、菅野さんの記事に戻ると、
FIRE達成に必需なのはやはり“資産運用”ということです。
普通の稼ぎだけで30年、40年、ひょっとすると60年の退職後、
働かずに生きていけるだけの資産を築ける人はいないでしょう。
“資産運用”について菅野さんが言っていて、崇徳院ヴェストも実感しているのが、
“他人資本を利用・活用する”、“複利効果”ですね。
20年前くらいに流行った“金持ち父さん・貧乏父さん”でも、上記ふたつは重要事項でした。
この部分が、Financial Literacyの必要とされるところですね。
それからFIRE達成後なのですが、菅野さんが言っているのは、
“資産減少”、“資産の取り崩し”、“生き甲斐・目的の喪失”、“生活コスト上昇”、
“病気・怪我での出費”、そして万が一❓の“再就職”などのリスクです。
どんな生き方にもリスクはあります。
そして、上記のリスクは、
65歳定年や70歳まで働いていたとしても退職後に普通にあるリスクではないでしょうか❓
FIREだけに限ったものではないです。
ある程度の予備費は必要ですし、取り崩しも想定内のこと。(Die with Zero)
どうしても違うところが、退職後の期間・年数です。
退職後、20年も生きるかどうかわからない余命と、
30年、40年、ましてや60年の余命では準備の質が問われます。
崇徳院ヴェストは特に、“生き甲斐・目的の喪失”が最重要ではないかと考えています。
定年まで勤めあげたお父さんが退職後、
居間にこびりつく燃えないゴミになることが多数報告されています。
FIREしたいなら、資産形成よりも先ず、退職後の明確なvision・planが必要。
ただ単に、現状の仕事や社会が嫌だからでは“楽隠居”は無理です。
本当に貴方・貴女はFIREしたいですか❓ できますか❓
自分を見つめましょう。
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