監督:前田哲
脚本:斉藤ひろし
主演:天海祐希、松重豊、若村麻由美、石井正則、新川優愛、加藤諒、瀬戸利樹、柴田理恵
公開:2021年
老後2000万円問題がクローズアップされて、タイムリーな映画でしたので、
どのような“お金”に関する話題が出てくるのかと思って観ました。
原作は垣谷美雨さんの小説ですが、読んでいないので、映画だけの感想です。
この映画のように、予期せぬ出費や収入減はありますよねぇ~・・・
崇徳院ヴェストの着目点の“お金”に関する部分は、ただただ真面目に勤労所得で耐える。
実直過ぎて、拍子抜けです。
それでも、これが日本で平均的なFinancial Literacyなのでしょう。
しかし、家族(人間関係)問題として捉えると、見えてくるものが違ってきます。
家庭・家族を見るきっかけが、家族変化による“預金不足”に陥った状況であって、
“お金”が足りないから家族辞めますとはできない。
そこで、家族が向き合うことの物語は、
近代版の“小津安二郎映画”とも言えなくもない
です。
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