監督: ガス・ヴァン・サント
脚本: ガス・ヴァン・サント
主演: ホアキン・フェニックス、ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック
公開: 2019年
交通事故で四肢が麻痺になり、動けなくなった男の実話を基にした映画。
その男の名はジョン・キャラハン。事故の後、風刺漫画家になった。
John Michael Callahan (February 5, 1951 – July 24, 2010)
原題は、「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」。
これには、意味がふたつあると思う。
人は、失ってこそ得るものがあるのではないだろうか。
ジョンは体の自由を失って、それまでとは違う感覚が研ぎ澄まされていった。
ハンディキャップがある方が、生きることに真面目に向き合う。
崇徳院ヴェストもボランティアで目の不自由な方のサポートを3年程したことがあり、
視力を失って生きていく方々の苦悩と、それを受け入れてから変わっていく人達を見てきた。
原題、「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」はそのことを表している。
“彼は歩いて遠くには行けない”という意味と、“歩けると、遠くに行けない”という意味。
日本で「ドント・ウォーリー」としてしまった配給会社が残念。
さりながら皆さんに見てほしい映画でもあるので、
です。
P.S. 一番の皮肉は、女性のことも含めて、自分へ言いたかったのではないかな。
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