昨年末の元「2ちゃんねる」管理人の「ひろゆき」こと西村博之さん(45)が、
《確率と投資金額からのリターンの計算が出来ない頭の悪い人が罰金を払う季節がやって参りました。/売り上げの約40%は公共事業などで使われるので、お近くの情弱に「宝くじって夢があるよね~」とか言って散財させると吉です》とツイート。
このツイートについて、反感・反論が相次いだらしい。
崇徳院ヴェストの考えは、ひろゆきさんに近い。
このツイートに対して反論してくる時点で、既にひろゆきさんの風刺に見抜かれていると思う。
紹介した記事の内容、異論の二大論点だが、
公共事業に使われることに重点を置くなら、寄付したほうが早い。
結局、ささやかな夢を買っているというなら、
1等前後賞合わせて10億円のくじでなくてよい。
と反論できる。
どう格好をつけようが、多額の賞金が欲しい心根は変わらない。
また、久留米大学商学部教授で経済評論家の塚崎公義さんは、
夢を買うというのは、国際大会で日本選手を応援する幸せと同じというけれど、
応援することに誰も賞金など期待していないから、前提が全く違う比較ですね。
また、宝くじと保険は同じという論理も破綻している。
保険は保険に加入するときに、どのような時に保険金が支払われるかを分かって加入するが、
宝くじは購入しても、ただ幸運な方だけが高額の当選金を手にする不確定の極み。
他のギャンブルに比べて健全だという論拠ですが、
確かに借金までして宝くじを買う人は稀でしょう。
しかし、高額当選金を手にした人が、その当選金故に、その後、身を持ち崩す話はよく聞く。
だから、そういう意味では健全ではない。
つまり、数千万や数億円を扱ったこともない人が夢を買って、
夢が実現すると人生が狂ってしまうという「バカみたいな」話です。
つまり、ひろゆきさんの言う「頭が悪い」。
別の言い方なら、数千万・数億円などの扱いに慣れている
“富裕層の方々は宝くじなどに興味がない”ということです。
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