監督: 小津安二郎
脚本: 野田高梧、小津安二郎
主演: 原節子、笠智衆、三宅邦子、菅井一郎、東山千栄子、二本柳寛、杉村春子、淡島千景
公開: 1951年
有名な小津安二郎監督の作品。
本当に、1951年のある架空の家庭を取り上げた、時代感があふれている映画です。
主人公は間宮家の28歳の紀子さん。
1951年の28歳の独身の女性の心模様と、家族・周りの人たちとの関係性を描いている。
戦争が終わってから6年。 当時の世相がどうであったのかが色濃く出ている。
崇徳院ヴェストが想像するに、戦争で男女数のバランスが崩れ、女性が余る時代。
そして、男女とも結婚して当然と期待されている世の中。
医者の妹としての紀子さんの立ち位置は、どのように難しかったのか。
この映画に明確な結論など無いが、紀子さんの選択と、
“望まれた幸せ”と、“望んだ幸せ”のGAPは、誰にもわからないと思う。
小津安二郎監督が評価される要因のひとつが、当時の“家族”、“家庭”を程よく脚色して、
日本を表していたことだ感じて、
ですね。
その反面、閉塞感もあるかも。
このブログオーナーのホーム・ページ 投資に株式な生活