監督: 中村義洋
脚本: 中村義洋
主演: 堤真一、濱田岳、岡村隆史、横山裕、荒川良々、西村まさ彦、竹内結子、鈴木福
公開: 2019年
年末になると盛り上がる忠臣蔵。
この映画は、東京大学史料編纂所教授・山本博文さんの『「忠臣蔵」の決算書』を基に、
映画化したコメディー。
あの浅野内匠頭が吉良上野介を切りつけたのが元禄14年(西暦1701年)。
で、大石内蔵助が吉良邸へ討ち入ったのが元禄15年(1703年)。
将軍が、徳川家綱であった時代。
その当時の蕎麦が16文であり、2019年では480円の価値とか(1文=30円)。
その換算でいくと、1両が12万円の価値。 江戸も下ってくると8万円くらいの価値へ落ちますが。
その討ち入りの費用を大石内蔵助さんは、「預置候金銀請払帳」という帳簿に残していた❕
大石さんが用意した軍資金が700両、他、色々掻き集めて790両(=約9500万円)。
どのように使っていったのか。
赤穂藩でも、番方(軍隊)と役方(会計・内務)に分かれており、大石さんは調整に四苦八苦。
江戸詰めの赤穂浪士は浪費するし、赤穂との往復で路銀(旅費)も不必要に増えて・・・
コメディーにしていますが、戦は人員や補給があってこそできるのであって、
忠義だけでは事は運ばないという現実。
人心をまとめることの裏側に会計あり。
そんな描き方が好きなので、
です。
しかし、冷めた目で見ると、赤穂浪士が可哀そう・・・
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