内田樹さんのインタビュー記事が目に留まった。
キーワードがストレートだったからだ。
- 人口減少そのものより高齢者の割合が激増すること
- 日本の高齢者は成熟していない=子どもっぽいこと
- 団塊の世代はとにかく数が多い上に、同質性が高くて、かつ態度がでかい
- 60歳過ぎてから市民的成熟を遂げることは不可能です
- その年まで大人になれなかった人は正直に言って、「老いた幼児」になるしかない
- いろいろ苦労を経て、人間に深みが出てきたなと感服することって、ほとんどないですから
1950年生まれ、『人口減少社会の未来学』を著した内田樹さんの見た日本の現状。
内田樹さんは、日本の哲学研究者、コラムニスト、思想家、倫理学者、武道家、翻訳家。
この記事を読んで思ったことは、政府とメディアが世間に流布し、根付かせている言葉に集束する:
その言葉が、少子化。
内田さんの言う通り、問題は子供の数が少なくなることよりも、「老いた幼児」が多数になること。
世間と、自分達(70歳位から年長の高齢者)を、問題点に着目しないように誘導している。
少子高齢化と政府やメディアは言うけれど、問題解決に「老いた幼児」の扱い・処置など出てこない。
論点は、(女性の)働く環境改善、育児環境の充実など少子化対策と、介護システムの充実。
何故なら、自分達で自分達の首を絞めることなどしない。
成熟していない高齢者に、自己評価、自己浄化、自己改善ができるわけがないからだ。
キレる高齢者が増えているのも、こんな歪と無関係ではあるまい。
高度経済成長が反転し、超高速文明社会崩壊へ。
その内田樹さんのインタビュー記事が
内田樹が語る高齢者問題――「いい年してガキ」なぜ日本の老人は幼稚なのか?
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