監督: カート・ウィマー
脚本: カート・ウィマー
主演: クリスチャン・ベール
公開: 2003年
近未来SF映画です。 もう10年以上前になるのですね。
人間の感情が「悪」の根源だから、感情の良い面を捨ててでも感情をなくす、そんな世界の設定。
その感情を抑えるのに定期的な薬の接種が必要な世界。
そして、薬を使うことを拒否し、感情を保とうとする人たちが反逆者で、それを取り締まるのが主人公。
クラリックと呼ばれる専門の捜査官。
しかし、そんな設定なんてどうでもいい男のアクション娯楽映画です。
ガン=カタと呼ばれている空手、カンフーのような格闘技と銃での戦い方を組み合わせた技が見物。
世界中でよく使われている銃が登場します。 これも男の趣味。
BDの特典には、それぞれの銃の紹介が入ってます。
戦闘場面は日本やマトリクスを取り入れています。 そんなアクションシーンも男の趣味。
まぁ、本当に男の喜びそうな要素がいっぱい。
で、とても矛盾するのが、映画の中の感情を抑制する <--> 感情を大事にする。
そして、映画を見ていると、「悪」の根源の感情、暴力的な部分が刺激されます。
本当に男のための娯楽映画ですね。
男が見る映画として☆☆☆☆です。
脚本自体に大きな矛盾があるんですけど、アクション映画としてみれば問題ないかな。