チョット大袈裟かも知れませんが、私の原点の一つに、中学時代に経験した保育体験があります。保健体育の先生の引率で、近隣の保育園を訪れ、園児と触れ合いました。かなり曖昧なんですが、放課後に希望者だけの参加だったと記憶しています。
授業の一環ではなくあくまで自主体験で、1回目は明確な目的があった訳ではなかったと思いますが、私には新鮮な衝撃でした。大人になる前の経験は人格形成に大いに寄与しますし、年齢が近いと成立し難いですから、適度に年齢差のある中学生と幼児は絶妙な関係だったんでしょう。
時代は移って私の子育てと重なる90年代、総合学習の一部として取り組む学校の記事を読みました。確か、首都圏の大学(横国?)付属中学のふれあい学習だったと記憶していますが、今はどうなっているんでしょう?、脱「ゆとり教育」で廃止になったんでしょうか?。直に感じ取り、相手の立場でイメージし、想像力を育む点で、時々ニュースになる老人ホームの訪問などとも共通点はあると思いますが、検索方法が悪いのか、今は寡聞にして知りません。
少子化に伴なって幼児と接する機会は減少し、しかも子育て世代の偏在は拡大、保育園どころか、児童相談所の建設にも反対する風潮に胸が痛みます。育てる側になる生徒の保育への関心が高まれば、無償保育や待機児の解消だけでない様々な波及効果がある筈。でも、今時の園は、園内に入れることに対して敏感になっているかも知れないから、簡単には触れ合いは実現しないかも。だから、例えばジュニアリーダー育成の様な事前学習の機会など、まずは信頼関係の構築が先決。てか、その前に教育関係者の多忙解消が問題か?。
1回目と書いた通り、2回目以降は参加者が大幅に減った分、先生の解説付きで園児を観察し、アドバイスに基づいて濃厚に触れ合ったりしました。そして、最後となる3回目の終わりに先生が本を貸してくれました、ルソーの「エミール」です。確か、「教育に対する考え方が変わる契機の一つとなった云々」の話をされましたが、当時の私には難解で、最初の数ページに目を通しただけで、次の生徒に廻してしまいました。でも、それが心に引っ掛かったままだったので、大学に入って直ぐに購入しました。でも、相手は合計1,100ページほどの3巻構成、文章だけは岩波文庫の中では比較的平易ながら意図は難解、読み終わったのは卒業間近でした、中学時代に読まなくて良かったぁ(笑)。
私の原点の一つと書いた割に事実の羅列だけでしたね、保育体験には今に続く続編があります、想い出しながら整理しつつ、少しずつ記していきたいと思っています。
To be continued.