前回の質問と備忘録を兼ね、人工芝を敷設して気付いた点を列挙します。

整地や敷設の詳細は、詳しく記したDIYサイトに譲り、実際にやったから分かった素人視点の反省点など、DIYサイトとの差分だけを記します。興味のある方は是非、気に入ったDIYサイトと対比してご覧下さい。

  • 整地は水平や固さも注意:根や石の除去などと違い軽視しがちだが、透水シートでも雨は窪みに暫く残り、充分に固めないと水平は保てない ⇒ 転圧機はないので、防草シートを仮敷きして水を撒いて溜まった所に土を盛って整地、これを何度か繰り返した。

  • 人工芝の選択:防草シート不要の人工芝でも、1枚で完結しない限り連結は不可避で、ジョイントテープだけの連結では強度も遮光も困難 ⇒ 防草シートを併用し連結した。

  • 加工の容易性:2m幅は連結部を減らせるメリットはあるが、1枚で完結しない限り狭い庭では扱い難い ⇒ 人工芝は相対的に扱いの容易な1m幅とし、防草シートと人工芝は井桁にクロスして、連結部の遮光を強化した(梅雨と夏を経て順調)。

  • 切断:金属定規を推奨するサイトが多いが、養生テープの方が微調整が簡単でベターと判断 ⇒ 防草シートは家庭用のはさみ、人工芝は力が必要と考えて幅広のカッターを高品質な刃に交換、最後まで切れ味が落ちずに刃の腹で切れた。

  • U字ピン:防草シートのU字ピンは、人工芝の打ピン位置を避ける ⇒ 一部が人工芝の打ピン位置と重なってしまい、人工芝を仮敷きして打ち直す羽目になってしまった。

  • ジョイントテープ:両面用が見当たらず購入した片面用は、(私の技量では)連結が雑になり芝が浮き上がってしまった ⇒ 結局、類似材質の両面テープを買い直して連結、ガムテープ並みの幅狭だが連結部の調整も困らなかった。

  • どの方角から人工芝を綺麗に見せたい?:芝量の多い側と少ない側の連結で芝目は揃うが、(私の技量では)良く馴染ませても、芝量の少ない側から多い側を見ると目立つ ⇒ 室内側から目立ち難く敷いた結果、道路側から目立つ仕上がりとなってしまった。

  • ロール状の人工芝の寝癖:芝目と違って時間経過で解消 ⇒ 芝を起こそうと何度も逆立てたが直ぐ元に戻るので放っておいたら、数ヶ月で寝癖は解消していた。

  • 人工芝と周囲との隙間:段差が無ければ境界も覆えばいいが、覆えない境界付近は念入りに掘り返して根を除去しても植物の生命力に完敗 ⇒ 防草シートだけ境界を覆ったらはみ出た部分の見た目が悪くなったので、覆うのは諦めて植物と妥協した。

尚、庭以外の家の外周は障害物が多いので、人工芝ではなくジョイントタイルを予定しています。ジョイントタイルなら、家の基礎に貼り付けたり隣家との境界を覆った防草シートがはみ出ても、不自然にならないとの期待も込めて。

配管などが多くてあまり掘り返したくないので、一角に防草シートを仮敷きしたままで様子見中です。梅雨と夏を経て順調なので、地表面だけの整地で敷設する予定で、来春以降にはご報告できるかなと思っています。