府中・世田谷の家庭教師&
勉強コンプレックス解消Dr.戸田朝海です。
昨日の夜、私はFacebookに
こんな投稿をしました。
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「相手のため」という思いが
話を押し付けがましくするんだ。
気をつけよう。私も。
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実際、こういうことはよくあります。
特に「先生」をやっていると
ついついやってしまいがちだと思います。
では、何故「相手のため」を思い過ぎると
押し付けがましくなってしまうのか?
これにはちゃんと理由があります。
例えば、生徒が
・宿題をやってこない
・集中していない
・真面目に聞かない
・教えたことを覚えてない
こういうとき
「先生」はものすごい失望感に
襲われます。
それこそ、「生徒のため」に
一生懸命であればあっただけ
がっかり感も大きくなります。
そして、
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そんな気持ちにさせる
相手(生徒)が悪い!
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と思ってしまいがちです。
そして、生徒を責めたててしまうんですね。
「あなたのために言ってるのよ!
ちゃんとやりなさいよ!!」
と。
でも。
でもですよ。
ここで考えてみて欲しいんです。
「それって誰のためだったのか?」
つまり、
・宿題をして欲しい
・集中して欲しい
・真面目に聞いて欲しい
・教えたことはちゃんと覚えてて欲しい
これらを
「そうして欲しい」と思っていたのって
果たして誰だったのか?
それは、自分(先生)ですよね?
生徒自身が望んでいることでは
ないんですよね。
いや、教える側としては望んでて
欲しいですけどね(^_^;)
生徒が望んでいるのは
「早く終わんないかな~」
だったりする笑
それを
「集中させたい」
「真面目にさせたい」
「ちゃんと覚えさせたい」
と望んでいるのは、あくまでも
先生の方なんですよ。
ということは
これらの言葉って、本当は全て
「自分のため」
の言葉だったわけです。
「自分のため」の言葉を
さも「相手のため」であるかのように
言うので、相手からすると
押し付けがましく聞こえてしまうのですね。
でも、言っている本人は
大抵、これが「自分のため」の発言だと
気付いていないことがほとんどです。
それどころか、むしろ
「100%相手のため」だと信じて
疑っていないことが多いです。
だからこそ
「私はあなたのために
こんなに一生懸命になっているのに
何故あなたにはそれがわからないの?」
と、怒りを感じたり、絶望してしまったり
してしまうのです。
が、
何でそう思い込んでしまうか?
っていうと簡単で
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言っている「内容」は
相手にとって「ためになる」話だから
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ですね。
そうですよね?
だって、
宿題はした方がいいし
授業は真面目に受けた方がいいし
集中した方が絶対にいい。
伝えたい「内容」は
絶対に相手のためになるんです。
「相手のためになる」ことを
言っているので、それを言う動機も
「相手のため」だと誤解してしまう
のですね。
そして
「相手のため」だと信じているから
相手が嫌な顔をしようが反発しようが
「よかれ」と思って
ますます熱心に押し付けてしまう。
むしろ
「受け入れない相手が悪い!」
とさえ、思ってしまう。
これが
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「相手のため」という思いが
話を押し付けがましくする
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理由です。
それが正しいにしろ正しくないにしろ
相手のためであるにしろ
「押し付けられている」
と感じたら
相手は話なんか聞きませんから。
押し付けがましくなってしまうことは
私は避けたいなと思っています。
その解決法としては
一つにはよく自分に問いかけること。
「それは誰のための言葉なのか?」
「それを望んでいるのは誰なのか?」
「本当は?」
と。
これを「言う前」によく考えて
答えを出せればいいのですが
私の場合は、大抵「言ってしまった後」で
反省として考えることが多いです……
そして、もう一つは
「それをするかどうかを決める権利は
相手にあることを思い出す」
ことではないでしょうか?
それは、投げやりになることではなく
こちらができるのは「提案」だけである
ということ。
そして、相手がそれを「選ぶ」ための
選択肢や材料を多く提示してあげることは
できるんです。
そして、
相手が本当に「いい」と思ったのなら
相手は必ずそうすることを選びます。
それは「押し付け」では
ありませんからね(^_^)v
相手に対して「信頼」があれば
そのようにできます。
逆に、相手に何かを強制させようと
しているときって(特に「相手のため」に)
相手に対する「信頼」がないとき
じゃないかなあ、と思いましたです。
私自身、よく陥りやすい失敗なので
心の奥に留めておこうと思います。
府中・世田谷の家庭教師&
勉強コンプレックス解消Dr.戸田朝海でした。
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