叱るときは「目的」を持って | 話すだけで成績が上がる家庭教師戸田朝海の勉強できないコンプレックス解消大作戦!

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こんにちは。
府中・京王線沿線の家庭教師、戸田朝海です。

昨日はベビーシッターの日でした。
就学児童もいいですが
ベビーちゃんや幼児さんに触れるのも
とてもいい勉強になります。

さて。
昨日は幼児さんの姉妹のお家に
行ったのですが
こんなことがありました。

幼稚園から帰ってきた二人は
まず園服を脱いで
帽子とカバンを所定の位置に
戻します。

なのですが
妹ちゃんの方が
園服と帽子を脱ぎ捨てたまま
片づけようとしません。

「○○ちゃん、
園服とおカバンお片付けしよ?」

と、声をかけてみるのですが
「いや~」
とダダを捏ねています。

こういうとき
どうされますか?
対処法はいろいろあると思うのですが
私がこのとき試したのは
こんな方法です。

「そ~お?」
と、軽く返事。
そして、
「どうして?」
と、理由を聞いてみます。

妹ちゃんは、それには答えず
「やらない! いや~!」
といって体をぐねぐねしています。
(小さい子って、何で嫌なことがあると
身体をぐねぐねするんでしょうね(笑)
それにも同じ返事を返します。
「そうなの? どうして?」

それでもしばらく
同じようにぐずっていましたが
だんだん
「ちゅかれてるからいや~」
と言い出しました。

「そう~
じゃ、休んでからにする?」
これにも
「いや~」
「じゃあ明日にする?」
「いや~」
「じゃあいつしよっか?」

ここでお姉ちゃんが割って入り
「20万年後」
「いや~」
「20万年後だったら
20万歳になっちゃうぞ…(^_^;)」

そんなやり取りをしている間に
おやつの時間になったので
「じゃあおやつにしよっか!」
と言いましたら、
気分が変わったのか
自分から片づけ始めました。
(もちろんこの後
惜しみなく褒め称えましたよ)

私は、何より本人の「自主性」
自分から進んでやること
重視しているので
こういう感じの持って生き方をします。

これは、
生徒さんの授業をするときも
同じです。

このときのNG対応としては
「代わりにやってあげる」
「じゃあやらなくていいよ」

という答えに持っていくことです。
これは絶対にダメです。
ゴネればやらなくて済む、と
学習させてしまいますから。

最終的には
「自分でやらないとしょうがない」
という結論にもっていかせるのが
目的なのですね。
ただし、そのゴールに辿りつきさえすれば
何も、必ず叱りつけたり、お説教をする必要は
ありません。

いつも言っているように
「やり方はいろいろ」です♪

この場合は
「やりたくない」
と言われたので
「どうすればやるのか?」
「いつならやるのか?」

というのを相手に決めさせていたのですね。

「やりたくないこと」
「やるのが難しいこと」
に当たったときは
「やらない」のではなく
「できる方法」を考え出して
「やってみる」方にシフトさせる。


こうする習慣をつけることで
嫌なことや、難しいことから逃げるのではなく
何とかしてチャレンジする子に
育てられると思っています。

その代わり
すごく時間のかかるやり方ですので
緊急性の高いことには
おすすめしませんが
「やり方」の一つとして
ご紹介しておきますね。

なお、一番マズイやり方は
「叱りつけた後、やってあげる」
というやり方です。

子どもとしては
やらなきゃいけないから叱られたはずなのに
何故かやらずに済んでしまった……
という、よくわからない状況になります。

こうすると
叱った意図が正しく伝わりませんので
次の行動に活かせません。


大人としては
「これだけ叱られたのだからわかったでしょ!」
と思ってしまいますが
正しい行動を覚えさせるには
「叱られる」ことではなく
その正しい行動を実際に自分でやることです。
(そして、それを繰り返すことで習慣化します)

ですから
何をするにしろ
その「行動をさせる」ことを
目的として働きかけることが
大切です。

叱るにしても
他のやり方をするにしても
「目的」を持って
ちゃんと「伝わる」ように
働きかけることが
大事だと思っています。

戸田朝海でした~

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