最近、名乗りの文面を変えようかどうか…迷い中で、とりあえず名前だけ名乗ってみます。
■夏の勉強の成果は、秋の勉強にかかっている
「夏を制する者は受験を制す」
これはもう、受験生は皆ご存じですね。
受験勉強は夏が正念場! という意味です。本当にその通りで、夏にどれだけ勉強できたかどうかは、受験の合否に大きく影響します。受験生の皆さんは、この夏、相当頑張って勉強されたんじゃないでしょうか?
死力を尽くした! やり切った! 燃え尽きて灰になった!
って人も、いるかもしれませんね。
でも、まだ灰になってはいけません。
というのは、夏を乗り切ってもまだ、受験当日まで、高校受験なら5か月ちょっと、センターなら4か月もあるからです。
正直、本当は、この時期こそが正念場なんじゃないかと、私は思います。
というのは、この夏の終わりから秋にかけてが、一番モチベーションが下がりやすい時期だからです。
■要因その①「疲れ」
夏休みに、わき目もふらず、塾や予備校によっては合宿などもして、相当ハードに勉強した後ですから、当然疲れます。それに、必死な分だけプレッシャーもあり、緊張感にさらされていたでしょうから、ここらで、フッと気を抜きたくなっても、不思議はありません。
「あ~、ちょっと勉強を忘れて一休みしたい…」
こういう気分が、心の隅っこに忍び寄って来るのですよね。
ちょうど、夏の暑さも和らいで来る頃。
気温が緩むと、気持ちも緩む、ということです。
■要因その②「実力テストで絶望」
そして、次の要因がこれです。
「実力テスト」
二学期が始まって、最初の実力テストで、モチベーションダウンするケースがあります。
どういうことかと言いますと、普通、勉強した後、その成果が点数に現れるまでには、ある程度の「タイムラグ」があります。
ですから、夏の勉強の成果が、新学期の実力テストで、すぐに現れるということは、難しいんです。
でも、夏に一生懸命勉強した本人としては、やっぱり楽しみですよね。
「さて。あんなに勉強したんだから、どれくらい伸びたんだろう?」
頑張って努力した分、当然、結果は欲しいですよね。
でも実際に試験を受けてみると…?
あれ? 思ったほどには伸びてないわけです。
ここで、タイムラグの存在に気づけば問題ないのですが、人に寄っては、ショックのあまり、自分自身に絶望してしまったりするんですね。
「ああ…私あんなに勉強頑張ったのに! あんなに全てを懸けて努力したのに! それなのに全く成績が伸びないなんて、きっと私は馬鹿なんだ! 能力がないんだ! 勉強なんてしても無駄なんだ…」
こんな感じで、頑張った分だけ、夏の疲れも相まって、すっかりやる気をなくしてしまう、ってこともあるんですよね。もったいないことです。
ちょっと長くなったので、続きはまた明日書きますね。

