今年のバレンタインはキャレフィグショコラというチョコケーキを作りました。






上の層はグラサージュショコラ。下の層は無花果のコンポートを混ぜ込んだチョコケーキ

いなむら純子先生のレシピです。












教室レッスンのデメリット



普段は先生のアトリエでお菓子作り教室を開催しているようですが、コロナ禍というのもあって、もちろんオンラインのクラスです。

教室に出向いてお菓子を習うと、目の前で先生のテクニックや生地の状態を見ることができたり自分自身の混ぜ方などを先生にチェックして頂けたりしますが、今回オンラインレッスンに参加してみて、わたし、オンラインレッスンの方がいいかも!と思いました。


※いなむら純子さんの教室に参加したことはないので、これまでに参加したことのある料理教室などとの比較です!


教室の場合、先生の技術も、生地の状態も、目の前で見れるとは言っても、数名のクラスとなると、立っている位置によっては若干見づらかったり、一人一人目の前に来て見させて頂けても、遠慮して数秒で交代してしまうので、あまりじっくり見れなかったりもします。

先生の説明も、ノートに全て書き残そうと思っても、録音しているわけでもないので聞き逃してしまう部分もありますし分担作業する工程があると、私自身が関わらない作業の様子はよくわからないということもあります。




オンラインレッスンの流れとメリット



今回のオンラインレッスンは、まずメールでレシピのPDFと、動画のURL(Youtube上に限定公開でアップされたもの)が送られてきました。

Instagramでライブ配信もされたようですが、私のタイミングで見たかったので、Youtubeで見ました。動画はインスタグラムの生配信を先生が編集してくださったものだと思います。




私の受講方法

私は、PDFの文章をオンライン上のメモにコピー&ペーストして、動画を見ながら、そのメモに先生の細かい説明内容や、動画の再生時間等を書き加えました。(これを紙の上でやってもいいと思いますが、何せ全てデジタル作業でやりたいタイプなので。)

聞き逃した部分は巻き戻せますし、生地の状態、混ぜ終わりの状態なども思う存分見ることできます。


他にも地理的な問題や、仕事や家庭の事情で教室通いが難しい方にもオンラインレッスンはいいですよね。

人とのコミュニティケーション自体が息抜きなんだという方には教室通いが楽しいと思います。




レッスンを受けた理由とレッスン自体の感想




今回レッスンを受けることに決めた理由は、お菓子作りが好きだというのに、失敗が多いので、細かいところをしっかり教わりたいと思ったところにありましたが、参加して良かったです。

細かいところ、しっかり教えて頂きました!

材料の温度も、”室温”というだけでなく、材料ごとに細かく温度の指定をしてくださるので失敗知らずでした。

材料の代用も、理由を説明しながらその役割とともに、どうして代用できるのかできないのかを説明してくださりました

全て書き残そうとしていたらノートがあんまりに長くなってしまったので(=全て書き残せてしまうのが素晴らしい!オンライン!)、実際に作るときは、用紙に自分の言葉でわかりやすく簡略した工程と、それに対応する動画の再生時間を書いておいたものを冷蔵庫に貼り、先生の動画をスタートさせて作りました。
















お味の感想




さて、ケーキのお味のおはなしでも。



前日に作っておくのは無花果のコンポートです。




無花果のコンポートは八角と赤ワインの風味がしっかり効いていて、なかなか魅惑的。

食べ慣れない外国のキャンディーみたいな、異国感のある独特な甘さがあります。





出来立てケーキの切れ端を味見してみましたが、まだ生地はふんわり。

日が経てば経つほどしっとり重たくなっていくとおっしゃっていました。

翌日に頂いた段階では、少し重たくなっていましたが、どっしりでもふんわりでもなく、弾力のある生地です。

こう言う生地は初体験。

お菓子作り素人ではありますが、チョコケーキは色んなレシピで焼いたことがあります。イギリス人のレシピや、津田陽子さんのレシピ、小嶋ルミさんのレシピ、そして私自身のレシピ。

普段作るお菓子とは、味も、食感も全然違っていて、当たり前かもしれませんが、レシピ作成者によって出来上がる味も変わるよなあ、とそんなことも楽しかったです。

イギリス菓子の甘さに慣れた私には少し甘さが控えめに感じましたが、家族は充分甘いよ!と言っていました。

甘いものが苦手で、普段進んで甘いお菓子を食べない母も「美味しいで〜。なんの味なん!?オレンジ!?栗の味も感じる!」と食べていました!(オレンジも栗も入っていないけど、おそらくそのなんとも言えない不思議な美味しさは、無花果のコンポートからくる風味かもしれません。)









さて、上の写真ですが、メジャーで長さを測ってから切ったのに、この不揃い感。

18×9に仕上がったので、4.5cm×4.5cmのかわいい立方体にしたかったんです。。

これは100%私のせいです。せっかくレシピが素晴らしいのに、不器用すぎて毎度泣きそうな私です。




ラッピング








(ほぼ)立方体のチョコケーキを見ていたら、ギフトボックスに見えてきて、そのまま本当のギフトボックスのように紙で包んでしまいました。

紙には直接触れないよう、ケーキはラップに包んであります。

不器用なので、粗が多いですが。

いつも通り、雰囲気で乗り切ろうとします。

頭の中ではこうあって欲しいという理想の形があるのに、それ通りにいかないのが不器用の悲しさです。




せっかくなので、説明カードもつけておきました。

渡す相手は父と、目の前のおうちに住む幼馴染です。
あとは、妹と母にもあげましたよ。

申し込んだレッスンは全部で3レッスン。お菓子の種類は5種なので、作った際にはブログに書きたいと思いま〜す。