夏休み、例の問題集以外にもう一つやろうとしていたことがあった。
夏休み明けの学校内開催のセンター試験形式の模試で点数を取ることである。
そのために、8月の上旬ごろ、未習範囲であった有機化学の先取り学習をしようと決めた訳である。
書店へ行き、0からでもわかりやすそうな本を選んだ。
個人的には、とてもいい参考書であった。
授業を受けずとも、有機化学のことを少しずつ理解していくことができた。
さあ、夏休みが明ける。
例のセンター模試だ。
感触などは覚えていないが、600点台後半だった気がする。
当たり前であるが、春からの伸びを感じた。
以降、今までやってきた重要問題集の続きを解き続けていた。
9月に入ると、自分は駿台に入っていたこともあり、駿台模試を受けさせられた。
結果は以下の通り。
物理8点。難問揃い。
難しくて、手も足も出なかった。
化学の問題は標準的であった気がする。
重要問題集で培った力が少し発揮できた。
英語はびみょいけどまあこれらの中では一番いい偏差値が出てるので、ひとまず置いておくとしよう。
一番問題なのは数学。
駿台全国模試は、浪人生ま受ける模試であるし、現役はあまり受けないから、必然的に偏差値は低く出る。
しかしながら、東大志望なのに、偏差値50はマズいのではないだろうか??
やはり理系ならば、数学が取れなくてはいけない。この期に及んでこの偏差値というのは論外なのだ。
当然のE判定。
東大どころか、これでは地元の国立も難しいかもしれない。
自分が現実を完全に直視した瞬間であった。
また、この頃高校の担任とも面談をし、
「東大は絶対無理だし、正直浪人したとしてもきついと思う。これから必死に勉強して頑張ったら、良くて地元の大学の工学部ってところだと思う」
とズバッと言われた。
正確な意見であろう。
これまで何人も東大に合格した、または東大に落ちてしまった卒業生を送り出してきた担任なのだから間違いがない。
しかし、まだ自分は頑固であった。
面談によってより一層頑固になってしまったのかもしれないが、
まだ東大に受かろうとしていた。
この先、10月へ。
受験記録10につづく…


