はるか昔、大学院生の時「量子化学」の勉強に夢中な時期がありました。ボアーやシュレディンガーに関係した本を読み漁っていました。最近、量子コンピューターの話題が新聞を賑わせたりしています。とても懐かしく感じています。
最近では数学についての本をよく読んでいます。特に読み返しているのは元東工大教授の加藤文元先生の本です。原点に返って、ユークリッド幾何学の「原論」からの内容に胸を躍らせています。
当ステーションでは小学部で国語力の養成及び英語に力を入れていますが、中学生になると体系的な数学の指導にも力を入れてます。
「100問解いて100題解ける」ではなく「10問解いて100題解ける」指導を
志しています。
理解できる範囲で、定義→公理→定理と進む過程を証明して
問いの奥底に触れられるように工夫しています。
高校入試までは、ある程度のパターン学習で得点を取ることができますが、大学入試になると太刀打ちできません。
いわゆる
「中学生までは、よくできるけど高校生になると
急に成績が振るわなくなる生徒」
になってしまいます。
小学生の時に論理的思考を国語力で養成して中学になって「数学する」ことができるようになるといいですね。
(「数学する。」とあえて動詞形にしているのは、定理を自分で証明することができることを意味してます。)