とうとう私は決心した。

 

自分から「別れよう」が言えないあの人。

 

私から、終わらせる。

 

 

 

 

 

仕事の後に待ち合わせして、家まで車で送ってもらっていた。

 

家の前に着いて、降りる直前、私は言った。

 

 

「もう、終わりにします。」

 

 

硬い表情で、一言言った。

 

この一言を言うのにどれだけ、時間がかかったか。

 

 

その人は、一瞬かたまって、

 

「もう少し、ドライブしていい?」

と聞いて、車を走らせた。

 

 

無言のドライブだった。

 

私も完全に思考停止状態だった。

 

 

家に着くなり、涙が溢れた。

 

やっと終わったのだ。

 

それでも気持ちは終わっていない。

 

完全に失恋した。

 

 

翌日から、世界が白黒になった。

ちょうど仕事が少なくなる時期だったから、家でひたすら寝た。

普段、食欲がなくなることがほとんどなかった私が、すっかり食欲を失った。

 

歩くのも辛くなった。

歩いていたら涙が出てきて、立ち止まってしまう。

カフェで仕事をしていても、涙が出てくる始末。

 

こんなに辛い失恋をしたのは始めてだった。

 

 

思えば、今までは気持ちが冷めて自分から振ることが多かった(おい、ヒドイな真顔

振られても、たぶん1週間以内に立ち直る程度の恋愛しかしてこなかった。

 

今回は自分から終わらせたにもかかわらず、まだまだ全然好きだったから、とても辛かった。

 

自分から振ったくせに、連絡が来るんじゃないかって、ずっと待っていたが、一向に連絡は来なかった。

 

3カ月間の間、高校の同窓会があり、同級生(男)から誘われて、ちょっとだけ遊んでしまった。

普段なら、遊びで誰かと付き合うなんて考えられないばか真面目(純粋?)な私。

既婚者だった同級生と遊ぶなんて、私は本当にぼろぼろだった。

もちろん、ソイツに気持ちがあったわけじゃないから、即終わったが…

 

どんなことをしても、忘れられなかった。

 

辛すぎて自分から何度も連絡しようとしたけど、とどまった。

 

いや、結局待てなかった…

終わりにして、3ヶ月経とうとした時、私から連絡を入れた。

 

次回に続きます。