随分と久しぶりにあの人から連絡があった。


体調がすごく悪くて、全然連絡できなかった。と。

何で教えてくれないの?
看病しに行ったのに。
もしかして、元奥さんが看病してたの?

といろんな思いがよぎったが、連絡がきたのが嬉しくって、そんな思いも吹き飛んだ。

連絡があってすぐに、少しだけだけど仕事の合間にあった。
短時間でも会えただけで嬉しくて、それまで連絡をとっていた教授のことは、頭から消え去ってしまった。

次第に教授からの連絡にも、間をあけて返すようになり、教授から「どうしていいか、わからなくなった」と言われ、始まってもいないうちに、終わった。

30歳上のその人と再び会えて、以前のように二人で過ごすこともあった。
ただ、やはり最初の頃比べたら会える頻度は減ったし、私が連絡を待ち続ける、という構図は変わらなかった。

会いながらも、やはり、このままではいけない。どこかで終わらせないと…という気持ちと、
やっぱりどうしても好きだ、という気持ちで葛藤していた。

そして、ある時、夜中に電話がなった。
あの人だった。

遠方にいる友人に会いに行ってたらしい。
そこで、その友人に私のことを話した、と。

そしたら、そのお友達に、

「私の未来を奪っている」

と言われた、と。


それでも好きだ、どうしたらいいかわからない。

と言って、電話の向こうで泣いていた。


すぐに電話は切れたが、私は切ない想いと同時に、


ずるい


と思った。

私のことを好きなら、大切に思うなら、どうして振ってくれないのか。
友人とのことなど言わず、ふってくれたら良かったじゃないか。

あの人は、自分の気持ちだけじゃないか。

悔しいけど、好きな気持ちは消えなかった。


私は、とうとう、決心した。

次回に続きます。