私の頭の中はすっかりダイエットに支配されていた。


高校では、何かにつけて昼食を避けようとした。

わざと用事を作って、誰よりも遅く食べようとした。


お弁当は母にお願いしてかなり小さいものにしてもらっていたが、それでも食べることに抵抗があった。


ある時、すっかり食べるタイミングを失った。

というか、意図的に食べる時間を無くした。


帰宅中、お弁当を残した言い訳を思いつかず、また母親に心配されると思い、中身をゴミ箱に捨ててしまった。


せっかく母親が作ってくれたもの。

かなりの罪悪感を感じてしまい、以降、お弁当を捨てるようなことはしなかった。


この頃はもう生理が止まっていて、ナプキンが減らないのを母親にバレていた。

「お願いだから、ちゃんと食べて」と泣かれたこともあった。


夜ご飯も食べなくなっていた。


田舎だが、私は県内トップの高校でトップの成績をとっていて、朝4時に起きて勉強していた。

そのため、夜は10時に寝る。

夜8時の閉館まで図書館で勉強して帰るので、長い入浴をしたら食べる暇なんて無かった。


その代わり、朝食に昨日食べなかった夕食をとる。

小さいお弁当が昼食だから、ほぼ1日1食生活。



ある時、夜ご飯が鍋だった。

野菜ばかりだしヘルシーだと思い、家族と一緒に食べた。

美味しくて、お腹いっぱい食べた。


その後、強烈なストレスが襲ってきた。

食べ過ぎたという思いがで、居ても立っても居られなくなったのだ。



指を口に突っ込んで吐こうとした。


が、吐けなかった。



この頃には、もう何を食べたらいいのかわからなくなっていた。